だから、いわゆる“外科”に行くことになる
やはり女性の患者さんが多いようで...
『この人も“乳がん”なのかなぁ....』
『こっちの人も“乳がん”なのかなぁ...』
と、私の頭の中はあらぬ妄想で膨らんでいく...
『...ってことは、私も“乳がん”だと思われてる?』
時には旦那さんらしき人と一緒に来ている人もいて、
ちょっと羨ましく思ったり...
また、私と同じくらいの年代の女性患者さんが来ていることもあって...
その人は車椅子に乗っていて...
たぶん、その車椅子を押しているのは旦那さんで...
その光景は...正直、キツい...胸が詰まる...
“妄想”を遥かに超えた“何か”が私の胸をえぐる
言葉にならない“何か”が、心に重くのしかかって......