何度も何度もそう思いながら、アプローチに立ってきた
また投げられることに感謝もした
ボウリングが再びできるようになったことだけでも
ありがたいと思ってきた
でも、それは違った
ただ“できればいい”というものではないのだ
それくらい、真剣に取り組んできた
そんな今日は、
その意味を、まざまざと思い知らされた一日だった
「本当に、もう投げられなくなるかもしれない」
本気でそう感じたからだ
体調に翻弄され、自由に動いてはくれない身体
それはメンタルにも大きく響く
ホルモン治療中なら、まだ先に希望があった
それは、
「治療が終わって体調が戻ったら、また元気に投げられる」
という期待だった
「もしかしたら、また大会に復帰できるかもしれない」と、
淡い望みを抱いたりもした
でもその期待は、今や失望でしかない
悔しさがあふれてきた
涙がこみ上げてきた
言葉にはならない心の叫びを、ただ呑み込むしかなかった
諦めたくはない
でも、いつか必ず、“最後の日”はやってくるのだろう――
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