りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

2014年02月

私のためにしてくれること

病気になると、たくさんのことが変わってゆく

それは、自分の心も、周りの対応も...


「乳がんになった」――


その一言で何もかもが変わった



私を支えてくれた人たち


私を楽しませるために

喜ばせるために...



「幸せだなぁ...」と思う



私が笑顔でいることが、

きっと恩返しになるのだろう――



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  読みづらくなっていたらごめんなさい。



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民間療法や、健康食品に関してのコメントに...

病気ブログには、
民間療法や健康食品に関してのコメントが入ってくる

『これをやって病気が治った』とか、
『これで“がん”が消えた』とかいう、お決まりのフレーズ

サイトの紹介とともにURLを載せてくるのだ

まぁ、“宣伝”なのだが、しこたま長文...

最近はコメント欄を認証制にしているお蔭で、
このような如何わしいコメントが
ほかの人たちの目に触れないのが幸いだ


私は、そのような療法や食品で、
“がんが消える”とか“治る”とは思わないタイプの人間

なぜなら、そんなに簡単なことで“がん”が治るのだったら、

  ・もっと早くに特効薬ができていると思うから
  ・“がん”でつらい思いをしている人が
    いなくなってると思うから
  ・“がん”で亡くなる人なんていないと思うから

何より、そんなに簡単なことで“がん”が治るのだったら、
世界中がその方法でがん治療をはじめてると思う

それらの効果の有る無しは、
個人の体質にもよるかもしれないし、
プラシーボということもあるのかもしれないが...


私の周りに、民間療法に走って大変なことになった人もいる

甲状腺がんを患っている母に、
「“がん”に効くから」と、
きのこ関係の高額な健康食品をいただいたこともある

母はそれを煎じてしばらく飲んでいたが、
「これを飲みだしてから体調が悪い」と言っていた

それは、ある乳がん患者が飲んで、
劇症肝炎で亡くなったという、アレである


という訳で...

サイドバーにも明記してるように、
これからもそのようなコメントは公開するつもりはないし、

それらのサイトへ行くこともないことを、
改めてここに記す――



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腫瘍マーカー

先日受けた血液検査

この7年の間、微増を続けていた腫瘍マーカーだが、
今回、そのうちの一つの値が下がっていた

まぁ、年齢や季節などによっても上がるらしいから、
あまり気にはしていないが...

いや、本当はけっこう気になっている

中にはマーカーの数字が跳ね上がり、
検査をしても何も異常がみつからないという人もいる


ほんの些細なことだけど...

こんなことでも、なんだか嬉しくなってしまう


でも今は、体調が良くなってくれることが一番の願いかな

また今夜も、倦怠感と朦朧との闘いだ――



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採血・CT・骨シンチ・マンモグラフィ検査の結果と、エコー検査

今日は、5週間前の採血と、
先週受けたCT・骨シンチ・マンモグラフィ検査の結果、
そして、
おっぱいのエコー検査を受けるため外科外来へ――


この2~3日、日中の気温がプラスになるほどの暖かさ
“春”を思わせるような陽気だ

が、お蔭で道路は融け出した雪でぐちゃぐちゃ

車は道路わきの水を跳ね上げて走り、
歩行は、ザクザクになった雪に足を取られる

そして今日はいつもと違うバス路線を使ってしまったため、
病院の受付に到着したときには予約時間ギリギリ

時間までに着きそうもない...と、
バスの中では何度も何度も腕時計とにらめっこ...


外科の待合室は
いつになく患者さんで溢れ返っていた

先週の吹雪で来られなかった患者さんたちが
今週に回ってきたらしい

「この調子なら、
 いつ終わるかわからないな...」

暖房のきいた暖かすぎるくらいの院内

眠気と闘いながら、
待つのもほとほと飽きた頃、ようやく呼ばれる


まずは、
女性技師さんによるおっぱいのエコー検査から

診察台に仰向けになり、両手を頭の上まであげる

腋窩リンパ節郭清をすると、
術後2~3年は、これがけっこうキツい体勢だったりする

リンパ節を郭清した箇所
おっぱいを切除した部分をプローブで触られるのも不快だ

痛みも少し感じる

手術とは反対側の、右のしこりがある所も
プローブが当たると妙な感覚がする


それが終わると、次は医師による視触診

「この間の検査の結果は、問題なかったですよ。
 血液も大丈夫でした」

横たわる患者のおっぱいをまさぐりながら
検査の結果を伝えられるのもどうなのだろう...

検査をしたあとで、
きちんと診察室で話ができたら...といつも思う

が、そうなれば、
患者一人にかかる時間は格段に増える

それが何十人ともなると、
医師やスタッフの負担だけではなく、
患者の待ち時間も長くなることになる

たとえ、検査の結果、異常が認められなくても、
画像を見ながらの説明はほしい

肝臓の腫瘍、そして、
手術側ではない、右のおっぱいにもあるしこり

それらも変化はないのか確認もしたい

何も言われなかったということは、
きっと“問題はない”ということなのだろうけど、
でもそれじゃ、納得できない部分もある


でもこれが、この病院の“やり方”なんだろうな...



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脳ドックの結果

先日受けた脳ドック

あれから16日――
その結果を、今日聞きに行った


『(初めてかかる病院なので)
 どんな先生なのだろう...』

『検査の場所が場所なだけに、
 何かあったらイヤだなぁ...』

と、診察室に呼ばれるまでの間、
不安は徐々に高まる


検査結果の説明は、まず、採血の結果からはじまった

担当の先生は、気さくな感じの人...という印象

「少し貧血気味ですね。
 でも女性ならこれくらいは問題ないでしょう」――

私はもともと、貧血とは無縁だった
が、この数年、貧血気味

原因は、たぶん、
タモキシフェンの副作用と思われる大量出血


次は、頭部と頸部、胸のレントゲンの説明

「うん、問題ないですね。
 肺にも何も写ってないですね」


さらに、脳の画像

初めて見る自分の脳
なんだか不思議な感覚だ

先生がマウスをクリックするたび、
パソコンの画面に輪切りになった脳の画像が
次から次へと現れる

『何かあったらどうしよう...』

未知の世界なだけに、
乳がんの検査結果を聞くより、何倍も緊迫感がある

「脳の委縮もないし、大丈夫ですね。
 認知症の検査も問題なかったです」

認知症の検査は、たくさんの質問をされる

  ・これから言う3つの言葉を覚えてください
   あとで答えてもらいます
  ・あなたの生年月日を教えてください
  ・今日は何年の何月何日ですか
  ・ここ(今いる場所)はどこですか
  ・これから言う数字を逆から言ってください
    (3桁、4桁、5桁)
  ・では、
   最初に覚えてもらった3つの言葉は何でしたか
  ・100から7を引いてください
   そこからさらに7を引いてください
  ・これを覚えてください
   と、箱の中にある5つの物を覚えさせられる
  ・では、箱の中には何がありましたか

...と、こんな感じだっただろうか...


そして、脳の血管を見てゆく

先生のクリックと同時に変わる血管の画像

『小さな瘤でもあるかも...』
画像に食い入る

「うん、これも大丈夫そうですね」


最後に頸部エコー画像
首の血管の様子を見るらしい

「うん、大丈夫です。
 これでしたら、次の検査は5年後でいいでしょう」――


“5年”か...

“検診”といえば、1年に一度か2年に一度のスパン
ちょっと驚いた

もちろん、年齢が上がれば、
受診間隔は短くなるのだろうけど


心電図の結果は、
担当の先生が不在だったため説明を聞くことはできなかった

今日の結果も含め、後日郵送してくれるようだ


これでひとまず安心だ


そして今日もまた、なんともいえない疲労感に襲われる

病院ってやつは、
なんでこうも疲れるものなのか――



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りかこプロフィール

 
★2009年5月より
医療機関開催“がんサロン”発行による『がんサロン通信』にて、体験記・エッセイ執筆

★2010年9月
市広報にて体験記掲載

★2011年8月31日
乳がん体験記『4分の3の乳房(ちぶさ)』書籍自費出版

★2012年1月21日
講演『乳がん闘病記 ~「ありがとう」と「感謝」の気持ちに至るまで~』

★2012年4月5日
FMオホーツク『乳がんについて』FPとの対談

★2012年4月
キーストーンアライアンス『百年シナリオ通信』記事掲載

★2013年6月より
医療サイト『ドクターズガイド』、ブログ掲載

★2016年9月14日
フジテレビ『めざましテレビ ~がんの見落とし~』ブログ紹介・インタビュー放送

★2020年3月
一般社団法人全国がん患者団体連合会『がん教育外部講師講座』修了(北海道教育委員会にがん教育外部講師として登録)

★2021年10月
『がん予防功労者表彰』(道・市・健康づくり財団・対がん協会4社共催)

★2023年5月
北海道がん患者連合会『がん教育講師派遣養成研修会』終了

★その他
講演、ピンクリボン運動、ピアサポーターとして活動中

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★国家資格
1994年10月、調理師免許取得(食と健康を考える乳がん経験者)

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★子ども虐待防止『オレンジリボン運動』サポーター

メッセージはこちらへ
乳がん履歴
★2002年3月3日(日)
 左乳房にしこりをみつける  

★2002年3月4日(月)
 視触診の結果“良性”と診断

★2006年11月8日(水)
 左乳房のしこり再受診  

★2006年11月15日(水)
 左乳房のしこり一部切除
  (外科的生検)

★2006年11月28日(火)
 乳がん告知      

★2007年1月11日(木)
 左乳がん手術

★2008年7月8日(火)
 局所再発の疑いで、
 細胞診・組織診(結果は良性)

★2009年2月17日(火)
 対側(右)乳がんの疑い
 (前年からしこりあり)経過観察

★2010年2月16日(火)
 右乳房細胞診(結果は良性)
手術・治療の経緯
★がん細胞の種類(しこり3つ)
 ・明細胞がん(クリアセル)
  (化学療法・放射線が効かない稀ながん細胞)
 ・非浸潤性乳管がん

 ・核グレード 2
 ・ER 90%
 ・PgR 10%
 ・HER2 (-)

★術 式
 ・腋窩リンパ節郭清
 ・乳房扇状部分切除(4分の1強切除)

★治 療
 ・放射線23回照射
 ・LH-RHアゴニスト製剤、
  4週間毎、2年間(25回)投与
 ・抗エストロゲン剤(クエン酸タモキシフェン)、
  5年服用
その他の病歴
★2006年5月
 子宮筋腫(漿膜下筋腫)核出術(10㎝の開腹手術)
  ・10cmの筋腫  1個
  ・8cmの筋腫   1個
  ・2~3cmの筋腫 4個

★2023年7月18日
 ・臼蓋形成不全発覚(先天性)
 ・変形性股関節症発症(両足)
母の甲状腺がん(乳頭がん・転移性がん)
★2006年11月(私の乳がん告知の約2週間前)
 甲状腺がん告知

★2007年1月(私の乳がん手術の2週間後)
 甲状腺摘出手術・頸部リンパ節郭清

★2007年5月
 術後療法(RI治療・1回)
  通常2~3回の治療が必要なところ、
  1回の治療で身体の中にがんがないことが
  確認される

★2009年5月
 頸部再発(切除手術を受ける)

★2012年5月
 肺転移確認

★2015年5月
 小脳転移確認

★2015年7月18日
 永眠

  ※再発後の治療法・治療薬なし
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コメント欄について
★コメント欄は、2013年11月28日より認証制とさせていただきました。
 これまで通り投稿していただけますが、コメントが反映されるまでお時間をいただくこととなります。
 非公開希望の方は、その旨書き込んでいただけるとそのように対応いたします。

★また、2014年5月22日より、スマートフォンからのコメント投稿による誤送信を防ぐため、画像認証制を取り入れさせていただきました。認証英数字は“半角”での入力をお願いいたします。
 お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

★営利目的だと思われるリンク、また、不当なリンクやコメントは削除させていただいています。また、個人を特定するものや商品名なども、編集・削除させていただく場合があります。

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≪2015年9月2日より、コメント欄を閉鎖させていただいております≫

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≪2016年11月2日分より、コメント欄を開放しております≫

★非公開希望には対応しかねますので、コメントの投稿を控えていただきますようお願いいたします。

★個人を特定するもの、商品の宣伝、不当なリンクなど、編集・削除させていただく場合があります。

★公開が原則となっています。良識のあるコメントをお願いいたします。

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≪2016年12月3日分より、コメント欄を閉鎖させていただいています≫


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≪ランダムで開放しています≫


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