それは、
「“乳がん”なんて、
(おっぱいを)切ってしまえばいいんだろ?」
...という言葉である
※北海道弁なので、正確には
「切ってしまえばいいんだべ?」――である
それは、私が乳がん告知を受けた夜のこと――
その日、私は、
同居していた両親に乳がんであることを告げるべく
その機会をうかがっていた
そして、意を決して告白した直後、
父が放った一言なのだ
「なに言ってるの!!
乳がんなんて、命に関わる病気なんだよ!!」
すかさず母が言い返したが...
“おっぱいを切るだけ”って...
あまりにも......
乳がん告知の4年8ヶ月前、
左の乳房にしこりをみつけたことを、
私は誰にも話していなかった
その時、受診していたことも、両親は知らない
4年8ヶ月後の外科的生検のとき
過去の経緯を初めて母に話したのだ
だから父は、
外来で簡単に済ませた外科的生検と同じように、
乳がんも2~3日の入院で
簡単に終わるものと思っていたのかもしれない
が、“がん”という病を考えたとき...
そして、女性が乳房を失うという衝撃を思えば、
そのような無神経な発言には至らないはず
心配をするなら、せめて、
「おっぱいを切るだけじゃ治らないのか?」
ぐらいの配慮は欲しいものである――
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