今日は、先日受けたMRIの結果を聞きに行った
結局、肝臓の影は、
MRIでもがんかどうかわからなかった
腫瘍の大きさを聞くと7mmだという
一昔前なら見逃す大きさらしい
「針を刺して細胞を採るまでもない」とのことだった
乳がんからの転移なのか、単刀直入に聞いてみた
主治医は、
「うーん、間違いないね」と断言した
この間のCTの結果も、
やはり胸にしこりが残っているようだった
「前の病院の先生は、
検査のために一部だけ切除したのでは...」
ということだった
そのほかにもわきの下のリンパ節にも
転移の兆候
が、これは、
しこりを切除したことによるもの...
ということも考えられた
肝臓に転移していれば胸の手術は後回しで、
先に肝臓のがんを小さくするために
抗がん剤治療をする
それが効いて、
もしかしたら胸にも効いて
おっぱいのしこりが小さくなったら、
おっぱいの切除は小さくて済む
「今の状態では、温存はできない」と、
言われた
前の医院で切っているので、
周りが硬くなっていて、
そこをすべて取らなくてはいけない
しこりも先(乳頭)に近い部分にあるため、
なお、温存はできないらしい
主治医はとにかく、
「前の病院で切ってしまっているからわからない」
と、そればかりを繰り返した
“わからない”――
この言葉を、私はどう受け止めればよいのか...
私はこれまで、接客業に携わってきた
その中で、
“いくつかお客さんには言ってはいけない言葉”
というものがある
そのひとつが「わからない」だ
それは、お客さんに不安を与える言葉だから
もちろん、会社の信用にもかかわる
この時の主治医の「わからない」は、
これから私が生きられる時間の不安を増長させ、
また、主治医の歯痒ささえも感じられた
肝臓の影をさらに調べるため、
明日、急遽、エコー検査を受けることになった
「たぶん、エコーでもわからないと思うけど、
念のため...」
ということだった
主治医は検査の予約を入れるよう、
看護師さんに伝えたが、
エコー検査は本当なら3週間待ちらしい
ここまで来るにも、すでにかなりの日数がかかっている
主治医も、
「早くしたいよね。いつまでも嫌だよね」
そう言って、主治医自らエコー検査へ連絡を取り、
明日に検査を入れてくれた
きっと、転移であることは間違いないだろう
抗がん剤か......
子どもも産めない
髪の毛も抜ける――
今まで自分が生きていくことにいっぱいいっぱいで、
精神的にも子どもをつくる余裕なんてなかった
こんなことで母性が目覚めるなんて、皮肉だ......
彼にも申し訳ない
彼のご両親にも、
私の両親にも、
子どもを抱かせてあげることはできないいんだ......
結婚する資格、ないね......
不幸中の幸いだったのは、
“進行性”ではなかったこと
『まだ、生きていていいよ』
ってことかな......
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