りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

2017年05月

左手の痺れ

今朝、目が覚めたときから痺れている左手

腕も気怠く、じゅわじゅわとしている

まるで血液が微炭酸になったように


「浮腫んでいるのだろうか...」


ここのところ、
リンパ節郭清をしたわきの下も、よく痛む

くしゃみをすると、
腕の皮膚にビリッと電気が走るように痛んだり

寒い季節ならわかるのだが、
この時季に...


皮膚や筋肉の縮みによるわきの下の痛みは、
明らかに寒さが原因

が、

浮腫みによる腕の重さ、怠さ、痛みは、
夏の方が顕著なのかもしれない

なぜなら、
夏はどうしても、
身体全体が浮腫みやすくなるからだ

...ということは、
腕も浮腫むということになる


紫外線、虫刺され、
ガーデニング(私はしないが)...

夏は意外と危険な季節なのかもしれない



  この重さ、怠さ、じゅわじゅわした感覚...

  どうも、不快である――



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25年後の再発――

オリビア・ニュートン・ジョンさんの乳がのん再発は
衝撃的だった

25年経っての遠隔転移――


『通常、がんは、
 “完治(安全)”といわれるのは5年』

そんな中で、
乳がんは比較的進行が遅いため、

『10年』

と、言われていた

が、15年経っても再発が認められていることから、
今では『20年』に延びた

実際に15年後に再発した方にも
お会いしたことがある


私自身のがんも、
希少ながん細胞で進行が遅いことから、
15年は安心できないと、
心に重く受け止めている


が、25年か...


侮れない

簡単じゃない


「完治」と思われていた母のこともある


  がんを甘く見てはいけない

  がんを軽く捉えてはいけない



と、改めて、改めて、痛感する



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前髪2mm

青空――


青 空

朝から天気がいいと、

やっぱり気持ちがいい


心も晴れやかになる


いい一日が待っていそうな気がしてくる


青い空と白い雲のコントラストは、

素晴らしく逞しい


...が、夕方からは雨


まもなく、この空とはお別れだ




さて、ほんのちょっぴり伸びた前髪


前髪カット


2mm切って、すっきりしよう――



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受け継がれることのない遺伝子

私が産まれた町は、
読書に力を入れている町だった

通っていた幼稚園の近くには図書館があり、
私はいつもそこで本に触れていた

まだ字もまともに読めなかったが、
それでも本を開いて
活字を見ているだけで楽しかった

本の、あの独特な
紙の匂いも好きだったのかもしれない


小学校では、給食が終わったあと、
お昼休みに30分、読書の時間が与えられた

夏休みや冬休みには、
“読書、5冊”のノルマがあり、
それぞれ感想文を書いて学校に提出した

5冊達成すると賞状がもらえたり、
そのほかにも
様々な読書感想文のコンクールがあり、
たくさんの賞状が家にあった記憶がある


小学1年生のとき、
担任の先生(女性)から推薦してもらった本が、
斎藤隆介の『ベロ出しチョンマ』

斎藤 隆介

大好きは本で、今でも大切に持っている
 (上の『かまくら』も、斎藤隆介の本)

短編が、どれくらい詰まっているだろう

子どもには、かなり読み応えがある


中でも大好きなのは、

『八郎』や『三コ』、『天の笛』、『ひばりの矢』

昔、学校の教科書にも載っていたので、
知っている人も多いだろう

秋田弁の文章が子どもにはわかりづらく、
また子どもには少し怖いところがあったり、
命の大切さを知らされたり、
優しさを感じさせられる物語が多かった

何度読んだか、わからないほどだ


これまで捨てずに持っていたのは、
もちろん、この本が大好きだったから

そして、

「子どもが生まれたら、
 自分の子にも読ませたい」

そう思っていたから...


...が、今ではそれも叶わぬ夢となった

何冊かとってあった児童書も、
6年前の引っ越しのとき、
処分する決心をつけ...


「私の遺伝子を継ぐ者はいない」

そう思ったら、
なんだか切なくなった初夏の夕暮れ――



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機能が失われた街

昨日とは打って変わって、長閑な朝を迎えた

雷雨の翌日の空

1週間振りの青空だ

今朝はストーブの出番もない



昨日の午後は大雨と落雷に襲われた

それは、昼食が終わった直後のこと――


点けていたテレビが、突然切れた

画面は真っ暗

もちろん、音声もない


冷蔵庫のモーター音も、
家電の機械音も、
すべてが止まっている


広がるのは静寂...


「もしかして、停電?」


私が子どもの頃、停電はよく起こっていた

一度停電になってしまうと、
数十分、復旧しないことも多かった

が、今の時代、
あまり起きない停電

「珍しいな。どうしたんだろう...」


数分後、テレビが点く

冷蔵庫も稼働

電話機のディスプレイも明るく光っている

「ああ、よかった。戻った...」


と、安堵したのも束の間、
突然、何か得体の知れない、
途轍もない大きな塊が、

「ドスン!!」

と落ちたような、音と衝撃


「...? なんだろう、今の音...。
 また家の壁に、
 車でも突っ込んだのだろうか...」


それが“雷”であることに気づいたのは数秒後

「さっきの停電は、
 雷が原因だったのかもしれない。
 でも雨も降っていないし、
 稲光もなかったのに」


が、空は一面、深い灰色

白い雲を飲み込むように、
いつもとは逆の方向へのっそりと動いている

正午を回ったばかりだというのに
部屋の中は異様なほど真っ暗だ


それから少し経って、
ボトボトと屋根に雨が落ちてくる音が聞こえた

「ああ、とうとう降りだしたか...」

日曜の昼

昼食後、出かける予定でいたが、
この雨が収まるのを待った方がよさそうだ


案の定、雨は勢いを増して大地を叩きつける

数分ごとに光る稲妻、
轟く雷鳴

それはバリバリと、激しく空を駆け回った


が、20分待っても30分経っても、
雨と雷の勢いは収まることを知らない

業を煮やし、
雨が少し弱くなった頃を見計らって、
家を出る


が、外に出てみると、信号は消え、
警察が交通誘導をしている

ショッピングセンターやスーパーはレジが使えず
買い物ができない

店内のエレベーターやエスカレーターも停止

店舗に設置のATMも使用不可

飲食店も営業停止状態

出かけたはいいが、
結局、何もできず...

街は完全にその機能を失っていた


その後、まもなくして営業は再開したが...


こんなに被害の出た雷は、
初めてではないだろうか



そして今日の夕刻――

夕 空 ①

夕 空 ②

幻想的に広がった、
オレンジ色の絨毯のような雲

2~3日後には天気が崩れそうな雲だが...

とりあえず、明日も晴れてくれそうだ


貴重な青空

明日も一日、大切に過ごそう――



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りかこプロフィール

 
★2009年5月より
医療機関開催“がんサロン”発行による『がんサロン通信』にて、体験記・エッセイ執筆

★2010年9月
市広報にて体験記掲載

★2011年8月31日
乳がん体験記『4分の3の乳房(ちぶさ)』書籍自費出版

★2012年1月21日
講演『乳がん闘病記 ~「ありがとう」と「感謝」の気持ちに至るまで~』

★2012年4月5日
FMオホーツク『乳がんについて』FPとの対談

★2012年4月
キーストーンアライアンス『百年シナリオ通信』記事掲載

★2013年6月より
医療サイト『ドクターズガイド』、ブログ掲載

★2016年9月14日
フジテレビ『めざましテレビ ~がんの見落とし~』ブログ紹介・インタビュー放送

★2020年3月
一般社団法人全国がん患者団体連合会『がん教育外部講師講座』修了(北海道教育委員会にがん教育外部講師として登録)

★2021年10月
『がん予防功労者表彰』(道・市・健康づくり財団・対がん協会4社共催)

★2023年5月
北海道がん患者連合会『がん教育講師派遣養成研修会』終了

★その他
講演、ピンクリボン運動、ピアサポーターとして活動中

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★国家資格
1994年10月、調理師免許取得(食と健康を考える乳がん経験者)

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★子ども虐待防止『オレンジリボン運動』サポーター

メッセージはこちらへ
乳がん履歴
★2002年3月3日(日)
 左乳房にしこりをみつける  

★2002年3月4日(月)
 視触診の結果“良性”と診断

★2006年11月8日(水)
 左乳房のしこり再受診  

★2006年11月15日(水)
 左乳房のしこり一部切除
  (外科的生検)

★2006年11月28日(火)
 乳がん告知      

★2007年1月11日(木)
 左乳がん手術

★2008年7月8日(火)
 局所再発の疑いで、
 細胞診・組織診(結果は良性)

★2009年2月17日(火)
 対側(右)乳がんの疑い
 (前年からしこりあり)経過観察

★2010年2月16日(火)
 右乳房細胞診(結果は良性)
手術・治療の経緯
★がん細胞の種類(しこり3つ)
 ・明細胞がん(クリアセル)
  (化学療法・放射線が効かない稀ながん細胞)
 ・非浸潤性乳管がん

 ・核グレード 2
 ・ER 90%
 ・PgR 10%
 ・HER2 (-)

★術 式
 ・腋窩リンパ節郭清
 ・乳房扇状部分切除(4分の1強切除)

★治 療
 ・放射線23回照射
 ・LH-RHアゴニスト製剤、
  4週間毎、2年間(25回)投与
 ・抗エストロゲン剤(クエン酸タモキシフェン)、
  5年服用
その他の病歴
★2006年5月
 子宮筋腫(漿膜下筋腫)核出術(10㎝の開腹手術)
  ・10cmの筋腫  1個
  ・8cmの筋腫   1個
  ・2~3cmの筋腫 4個

★2023年7月18日
 ・臼蓋形成不全発覚(先天性)
 ・変形性股関節症発症(両足)
母の甲状腺がん(乳頭がん・転移性がん)
★2006年11月(私の乳がん告知の約2週間前)
 甲状腺がん告知

★2007年1月(私の乳がん手術の2週間後)
 甲状腺摘出手術・頸部リンパ節郭清

★2007年5月
 術後療法(RI治療・1回)
  通常2~3回の治療が必要なところ、
  1回の治療で身体の中にがんがないことが
  確認される

★2009年5月
 頸部再発(切除手術を受ける)

★2012年5月
 肺転移確認

★2015年5月
 小脳転移確認

★2015年7月18日
 永眠

  ※再発後の治療法・治療薬なし
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≪2015年9月2日より、コメント欄を閉鎖させていただいております≫

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