りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

2017年05月

両親がこの世からいなくなることを考える

一昨年、母はすでに他界したが、

「いつか父も...」

そう思うことが増えた


一時は、

「(逝くのは両親より)私の方が先だ」

と、思っていたが、
この調子だと順序通り、
父の方が早そうだ


一昨日の伯母の通夜のあと、
父の体調に異変を感じた叔父

翌日の葬儀終了後、
叔父は私にそのことを知らせてくれた

「病院に行った方がいい」

と、心配をしてくれいた

父はもともと内科へかかっている

おそらく問題はないとは思うが...


そして、

「(父に)何かあったら連絡を取りたいから、
 りかこの電話番号教えてくれないか」

...ということで、
親戚と、はじめて電話番号を交わす

これまで私個人として、
ほとんど親戚づきあいをしてこなかったのだが、
まさかここに来て、
電話番号を交換するなんて...


“両親がこの世からいなくなる”――


そんなことが、本当に、
現実になる日が近づいている


そのとき、私はどう生きてゆくのか...



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「私、もう駄目なの?」 ~「会わせたい人がいたら、今のうちに...」という医師の言葉に思う~

土砂降りの中の伯母の葬儀

母の葬儀のときのように、
晴れ渡る青空も恨めしいが、
雨の葬儀も、もの悲しさが増すものである


伯母は、死の数日前、
甲状腺がんの悪化で体調を崩し、入院をした

命の期日が迫ってくると、
医師はドラマのように、

「会わせたい人がいたら、今のうちに...」

と、言うものである


そして、ご近所さんやら親戚やら、
たくさんの人たちがお見舞いに訪れる

伯母は、大勢の見舞客を不審に思い、

「私、もう駄目なの?」

そう聞いたそうだ


この伯母の言葉には、
考えさせられるものがある

一昨年、母が入院した際に訪れた、
大勢の友達や仕事の関係者や親戚たち...

そして、半ば勘当状態になり、
4年以上連絡を途絶していた私が、
母の病室へ会いに行ったこと...

これらは、母に、
どんな感情を抱かせていたのか


  私が会いに行くことで、
  母自身に、余命が短いことを
  知らせてしまうのではないか...

  これだけ頻繁に
  お友だちや親戚の人たちが来てくれたら、
  母は不審に感じてしまうのではないか...


そんな思いから、
緩和ケア病棟から奇跡的に一時退院したときも、
私はほとんど実家に足を運ぶことはしなかった

あまりくっつきすぎるのも、
逆に相手を不安にしてしまう

が、最期までの短い時間を、
もっと享有したい思いもあった

最大の葛藤だった


でもやはり、
母に迫った余命を気づかせるわけにはいかない

私は極力、“普通しよう”と思った


そんな母の姿を見て、

「私なら、どう思うだろう...」

そう考えた


もし、私に最期の瞬間(とき)が近づいたとして、
たくさんの人たちが病室へやってくる

何年も会っていない人や、
遠い親戚、
そして毎日、足しげく通ってくれる友達...

きっと、不審に思うだろう

「私がもうすぐ死ぬから、
 こんなにみんなが来てくれるんだ...」

きっと、そう感じるだろう


私は、

「私の余命が迫っても、
 誰も呼ばないでください」

そう、医師には伝えたい

「“会わせたい人がいたら、今のうちに...”と、
 周囲には告げないでください」

と...


でもこれは、元気な“今”の気持ち

もし、本当にそんな場面が来てしまったら...

そのときは、気持ちが変わっているかもしれない


そして、私の意思に反して、
私の周囲の人たちが、
最後に私に会いたいと思っていたら...


母はどう思っていたのか

「たくさんの人たちが会いに来てくれて
 嬉しかった...」

そうであってほしい――



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新月の夜。伯母の通夜。

月が見えない曇り空

新月の夜――



「伯母が危篤だ」

と、父から連絡が来たのは一昨日の夜


一夜明けて、早朝、伯母は亡くなった

母と同じ、甲状腺がんだった


私の母が亡くなったとき、
伯母は母の亡き骸の傍らで、

「私も甲状腺がんだけど、
 なんだか“がんにいい”って言われて、
 高~いやつ(健康食品)飲んでるけど、
 治らないわ」

と、
ほかの親戚たちと話をしていたのを思い出す



通夜の会場は、
ここから車で40~50分ほど離れた小さな町

子どもの頃、何度か行ったことがある

景 色

こんな景色が続く道中

この広い大地を見ていると、
なぜだか、いつも落ち着く

いつまでも、
ずーっとずーっと見ていたくなる

自分がちっぽけに見えるから
好きなのかな...



この3~4年、
周囲で何人もの人たちが亡くなった

そのほとんどが、“がん”だ


「“がん”...か...。
 本当に治る病気なのかな...」


ストーブの炎を見つめながら、
想いを巡らす――



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「乳がんになった」とか、「がんで死んだ」とか、もう聞きたくないから... ~新・乳がん検診機器の登場~

『痛みが伴わない上に
 腫瘍発見の精度が向上した、
 乳がん検診の技術が開発された』

というニュース

検査法は、

  穴の開いた検査台にうつ伏せになり、
  その穴に乳房を入れる

  穴の下には、水を張った容器があり、
  その中にあるリング状の装置が上下に動き、
  超音波を当てる

  検査は片方ずつで、1分ほど

  360度方向からの検査になるため、
  腫瘍検出の精度が高まる

...らしい


痛みが伴わないのは何よりだ

被曝もないわけだ

今や、日本人女性が乳がんになるのは、
“11人に1人”とも、
“9人に1人”とも言われている

『2020年を目処に、実用化を目指す』

とのことだが、
これで検診率が少しでも上がってくれることを
願いたいものである



連日、耳にするのは
がん、ガン、癌...

ちょっと疲れてきた

正直、あまり聞きたくない

それは、
こんな思いをする人が増えることが、
本当につらいから

悲しいから


がんでつらい思いをする人も、
がんで苦しむ人も、
がんで悲しむ人も、

もう要らない


せめて早期のうちに見つけることができれば...

完治する病気になってくれたら...

再発の不安が消えてくれたら...


『きっと、10年後、20年後のがん治療は
 大きく変わっている』

そんな期待を込めて――



  そして、疑問――

  この新・検査機器

  男性は検査できるのだろうか...

  また、
  私たち乳がん経験者は
  対象にはならないのだろうか...



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子どもに残す必要がないので...



    そっか。

    “子どもがいない”ということは、

    “残すもの”は何もないんだ...。



寒空を見上げながら、

ふと、そんなことを思う朝――


寒 空


少しの老後と、

少しの治療費、


あとは、

今の生活を維持していければいいのか...



周囲に迷惑をかけないためにも、、

終活はきちんとしておかなければね



さ、

もっと、“自己満足”貫いていこう――



  そういえば、エンディングノート、

  未だ中途半端のままだった...



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りかこプロフィール

 
■2009年5月より
医療機関開催『がんサロン』発行による『がんサロン通信』にて、体験記・エッセイ執筆
(■2026年2月よりピアサポーターとして『ピアサポーター通信』を新たに執筆開始)

■2010年9月
市広報にて体験記掲載

■2011年8月31日
乳がん体験記『4分の3の乳房(ちぶさ)』書籍自費出版

■2012年1月21日
講演『乳がん闘病記 ~「ありがとう」と「感謝」の気持ちに至るまで~』

■2012年4月5日
FMオホーツク『乳がんについて』FPとの対談

■2012年4月
キーストーンアライアンス『百年シナリオ通信』記事掲載

■2013年6月より
医療サイト『ドクターズガイド』、ブログ掲載

■2016年9月14日
フジテレビ『めざましテレビ ~がんの見落とし~』ブログ紹介・インタビュー放送

■2020年3月
一般社団法人全国がん患者団体連合会『がん教育外部講師講座』修了(北海道教育委員会にがん教育外部講師として登録)

■2021年10月
『がん予防功労者表彰』(道・市・健康づくり財団・対がん協会4社共催)

■2023年5月
北海道がん患者連合会『がん教育講師派遣養成研修会』終了

■2025年10月
北海道医療ソーシャルワーカー協会主催『がんピアサポーター養成研修会』受講終了

■その他
講演、ピンクリボン運動、ピアサポーターとして活動中

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■国家資格
1994年10月、調理師免許取得(食と健康を考える乳がん経験者)

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■2024年より
子ども虐待防止『オレンジリボン運動』サポーター

■2024年10月
市民観光アンバサダー就任

乳がん履歴
■2002年3月3日(日)
 左乳房にしこりをみつける  

■2002年3月4日(月)
 視触診の結果“良性”と診断

■2006年11月8日(水)
 左乳房のしこり再受診  

■2006年11月15日(水)
 左乳房のしこり一部切除
  (外科的生検)

■2006年11月28日(火)
 乳がん告知      

■2007年1月11日(木)
 左乳がん手術

■2008年7月8日(火)
 局所再発の疑いで、
 細胞診・組織診(結果は良性)

■2009年2月17日(火)
 対側(右)乳がんの疑い
 (前年からしこりあり)経過観察

■2010年2月16日(火)
 右乳房細胞診(結果は良性)
手術・治療の経緯
■がん細胞の種類(しこり3つ)
 ・明細胞がん(クリアセル)
  (化学療法・放射線が効かない稀ながん細胞)
 ・非浸潤性乳管がん

 ・核グレード 2
 ・ER  90%
 ・PgR 10%
 ・HER2(-)

■術 式
 ・腋窩リンパ節郭清
 ・乳房扇状部分切除(4分の1強切除)

■治 療
 ・放射線23回照射
 ・LH-RHアゴニスト製剤、
  4週間毎、2年間(25回)投与
 ・抗エストロゲン剤(クエン酸タモキシフェン)、
  5年服用
その他の病歴
■2006年5月
 子宮筋腫(漿膜下筋腫)核出術(10㎝の開腹手術)
  ・10cmの筋腫   1個
  ・8cmの筋腫   1個
  ・2~3cmの筋腫  4個

■2023年7月18日
 ・臼蓋形成不全発覚(先天性)
 ・変形性股関節症に進行(両足)

■2024年10月
 骨粗鬆症判明

■2025年10月12日
 左耳、突発性難聴発症
母の甲状腺がん(乳頭がん・転移性がん)
■2006年11月(私の乳がん告知の約2週間前)
 甲状腺がん告知

■2007年1月(私の乳がん手術の2週間後)
 甲状腺摘出手術・頸部リンパ節郭清

■2007年5月
 術後療法(RI治療・1回)
  通常2~3回の治療が必要なところ、
  1回の治療で身体の中にがんがないことが
  確認される

■2009年5月
 頸部再発
 (切除手術後、放射線治療を受ける)

■2012年5月
 肺転移確認

■2015年5月
 小脳転移確認

■2015年7月18日
 永眠

  ※遠隔転移後の治療法・治療薬なし
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