りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

2017年06月

それぞれの立場。それぞれの見方。 ~麻央さんの死から学ぶこと~

  雨の一日...

  夏至も過ぎたというのに、
  肌寒い日だ



同じ乳がんと闘ってきた“同士”が亡くなると、
なかなかその衝撃から立ち直れないものである

自分と重ねてみたり、
また、その方の、
闘病のつらさを思ってみたり...


今回のことで様々なことを考えさせられた

それは、

誰もがそれぞれに置かれた立場で
彼女のブログを見、

それぞれの心で
彼女の想いを受け止めていた

...ということ


  まだ1度も
  乳がん検診を受けたことがない人...

  乳がん治療をはじめたばかりの人...

  同じ病期の人...

  病期が違う人...

  同じ治療をした人...

  同じ年頃のお子さんがいる人...

  子どもがいない人...

  結婚をしている人、していない人...

  奥さんが乳がんで闘病中の
  旦那さんやご家族...

  奥さんを乳がんで亡くされた、
  旦那さんやご家族...

  子どもに先立たれた親御さん...

  そして、私のように、
  乳がんの手術から年月が経過している人――


患者本人の立場、

旦那さんや家族の思い、

小さなお子さんをお持ちの、
お母さんとしての立場、

今、治療に挑んでいる人たち...


たくさんのことを与えられ、

たくさんのことを考えさせられた3日間


尊い――



  あしたはさらに気温が下がるらしい

  暖房が必要な朝になりそうだ――


    暖かく照らしてくれる、太陽に逢いたい...

    さて、そろそろ気持ちを切り替えて――


    ...って、無理だよな

    テレビを点けれは、
    麻央さんの話題ばかりだし...




   1日1回、応援のクリックお願いします
       日々の励みになります
  ↓ 両方押していただけると嬉しいです ↓
  
  人気ブログランキング     にほんブログ村

★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら

★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から


「みなさん、悲しまないでください」

今日も雨...


大きな音を立てて、

日常の喧騒をかき消している



目に浮かぶのは、

彼女の純粋な笑顔


そんな彼女の笑顔を想っていると、


「みなさーん、悲しまないでくださーい」


と、彼女が言っているような気がした


あの、屈託のない明るい声で



苦しく、

悲しく、

切ないことだけど、

私たちが悲しんでいたら、

彼女もきっと悲しいのかもしれない


雨の音を聴きながら、

ふと、そんなことを思った朝――



   1日1回、応援のクリックお願いします
       日々の励みになります
  ↓ 両方押していただけると嬉しいです ↓
  
  人気ブログランキング     にほんブログ村

★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら

★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から


皮膚がんの不安 ~下半身の出血箇所の判明~

  哀しさとか、

  切なさとか、

  虚脱感とか、

  悔しさとか...


  “がん”って病は、
  改めて怖い病気だと思い知らされる

  決して甘く見てはいけない病


  本当に、“完治も可能”なのか...


  このようなことを耳にするたび、
  “がん=死”のイメージが独り歩きをしてしまう


  “希望”であってほしい

  決して“絶望”ではなく――



数日前の、シャワー直後の出血

バスマットとバスタタオルを
赤く染めてしまった

膀胱か、腸からか、
はたまた婦人科か...

どこからも出血した感覚がなく、
出所が不明だった

しかもそれだけの量の出血が、
1分足らずでピタッと止まるのだ


あれから毎晩、
なぜかシャワー後に出血している

普段は全くない

膀胱でも、腸からでも、
婦人科からでもないのは明らかだ

シャワーを浴びるのが、ちょっと怖い


そして、判明

出血箇所は、おそらく、皮膚

Y字のところに、
1~2mmほどの“黒い何か”を発見

押さえたティッシュに付着した血の位置から、
その“黒い何か”のようなものしか考えられない


でも、なぜ、シャワーの直後なのか...

そして、高々2mmにも満たない、
小さな小さなほくろのようなものから、
一瞬にして
あれだけの量の血が出るものなのか...


頭の中は、

“皮膚がん”――

そんな言葉が行き来する


いやいや、きっとそんなはずはない


  嗚呼、病院に行かねば...

  憂鬱だ...

  場所が場所なだけに...

  


   1日1回、応援のクリックお願いします
       日々の励みになります
  ↓ 両方押していただけると嬉しいです ↓
  
  人気ブログランキング     にほんブログ村

★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら

★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から


“同じ病気で仲間を失う”ということ ~小林麻央さんの死を受けて~


   ☆このブログでは、極力、
     固有名詞は控えてきました。
     が、今回、
     名前を掲載させていただくことを
     ご了承ください。



『彼女が亡くなった』との一報が入ってきたのは、
今日の午前11時頃だっただろうか

「こんな日が来ることがありませんように...」

ずっと、そう願ってきたのだが――


彼女――小林麻央さんもまた、
乳がんと闘っている一人だった

昨年6月、
ご本人やご家族が望まない形で
病が公となったが、
9月にはブログを開設

自身の闘病の様子を綴っていた


私もそんな彼女のブログを覗いていた

そう...

まさに、
“覗く”という表現だ


昨年、彼女のブログの関係で、
あるテレビ局から
2度ほど取材を受けたことがある

その中で、

「小林麻央さんのブログに励まされますか?」

というものがあった


報道番組などを観ていると、
道行く人に同じ質問を投げかけている場面を
多く目にしていた

そんな質問に、誰もが、

「励まされますね~」

と答えていた


が、私は番組スタッフからのその質問には、
正直、素直に、

「励まされる」

とは言えなかった


それは、私が術後9年経ち、
自らが“励ます側の立場”にいること

そして...

彼女のブログは、
痛々しくて見ていられなかったから


そこには、
私の方が7年、
乳がんの先を歩いている人間であること、

そして、
私の方が年上であること

“見守る”という気持ちとともに、

「私がしっかりしなければ」

そんな想いが、
心のどこかにあったからだと思う


同じ病を経験している人間なら、
彼女の現状が推測できる

彼女の状況が読み取れる

本当は、想いも身体もつらくて、きつくて、
どれだけ悲しかったのかと思う

それでも笑顔で明るく綴っている言葉と写真

決して無理はしていなかったのかもしれない

でも、その笑顔が...明るさが、
痛々しくて......

ブログが更新されるたび、
病魔が彼女を蝕んでいっていることは
明らかだった


遠くの人でも、それが著名な方でも、
同じ“乳がん”と知れば、
すぐに“仲間”と感じてしまうのが
この病気の特徴でもある

そんな私も彼女のことは
勝手に“仲間”だと感じていた


「こんな日が来ることがありませんように」――

「この記事が
 最後の更新になりませんように」――


きっとそれは、
誰もが願い、祈っていた“奇跡”だろう


残されたご家族を思うと、
胸が張り裂けそうだ



  しばらくの間、
  この話題がテレビで流れてくるんだろうな

  そして事あるごとに、
  過去の出来事として放送される

  「できれば観たくない」

  というのが本音である



よく頑張ったね、麻央さん

あなたは素晴らしい


お疲れ様でした

どうぞ安らかに――



   1日1回、応援のクリックお願いします
       日々の励みになります
  ↓ 両方押していただけると嬉しいです ↓
  
  人気ブログランキング     にほんブログ村

★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら

★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から


がん患者の共通点

  雨の音でうつつに引き戻される朝

  目覚まし時計代わりには、
  少し早い目覚めだ


  街は一日中、煙った雨の中

  気温は12℃

  昨日の半分にも届かない肌寒さだ



何かを貪り求めるように参加したがんサロン

もう8年以上も前のことだ


この8年で、何人の方と話をしてきただろう


ひとの心に様々な思いをもたらす“がん”

たとえ部位が違っても、
同じ思いでつながっている

そこには、
“がん患者に共通する思い”がある


例えば――

  ○がん告知を受けたとき、死を考えたこと

  ○それが“初期”であったとしても

  ○がん告知を受けた本人より、
   家族の方が深刻になってしまったこと

  ○病気のつらさや悩みや心の状態は、
   たとえ家族であっても理解してはくれないこと

  ○友人との距離感が難しくなったこと

  ○“がん”という病を
   理解していない友人や知人には、
   “がん=死”のイメージが強く、
   余計な心配をされること

  ○病院で知り合いと顔を合わせないように、
   ひっそりと陰に身を潜めていること

  ○前向きになれないときがあること

  ○「頑張って」という言葉が、
   決して励ましの言葉にはならないこと――


誰もがそんな思いを抱えてサロンにやってくる

「きっと、私だけがこんな思いを抱いている。
 私が弱いからなんだ。
 私がおかしいんだ...」

そう、自らを責めながら...


が、サロンに来て、
その思いは
“誰もが抱いている思い”であることを知る

“共感”は安心感につながる

安心感は笑顔を取り戻してくれる

“仲間がいる”ということは、
きっと、心に明るい光を見い出してくれる


  「うん、うん」

  「そう、そう」

  「私も!!」

  「あー、わかるー」

それらの言葉がどれだけ嬉しいか...
どれだけ心強いか...

それらの言葉は、
日常の生活では決して得られない言葉だから


『早期であれば、がんは治る病気』

と言われても、
やっぱり“がん”は、つらい病

それは、治療も、心も――



   1日1回、応援のクリックお願いします
       日々の励みになります
  ↓ 両方押していただけると嬉しいです ↓
  
  人気ブログランキング     にほんブログ村

★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら

★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から


りかこプロフィール

 
■2009年5月より
医療機関開催『がんサロン』発行による『がんサロン通信』にて、体験記・エッセイ執筆
(■2026年2月よりピアサポーターとして『ピアサポーター通信』を新たに執筆開始)

■2010年9月
市広報にて体験記掲載

■2011年8月31日
乳がん体験記『4分の3の乳房(ちぶさ)』書籍自費出版

■2012年1月21日
講演『乳がん闘病記 ~「ありがとう」と「感謝」の気持ちに至るまで~』

■2012年4月5日
FMオホーツク『乳がんについて』FPとの対談

■2012年4月
キーストーンアライアンス『百年シナリオ通信』記事掲載

■2013年6月より
医療サイト『ドクターズガイド』、ブログ掲載

■2016年9月14日
フジテレビ『めざましテレビ ~がんの見落とし~』ブログ紹介・インタビュー放送

■2020年3月
一般社団法人全国がん患者団体連合会『がん教育外部講師講座』修了(北海道教育委員会にがん教育外部講師として登録)

■2021年10月
『がん予防功労者表彰』(道・市・健康づくり財団・対がん協会4社共催)

■2023年5月
北海道がん患者連合会『がん教育講師派遣養成研修会』終了

■2025年10月
北海道医療ソーシャルワーカー協会主催『がんピアサポーター養成研修会』受講終了

■その他
講演、ピンクリボン運動、ピアサポーターとして活動中

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

■国家資格
1994年10月、調理師免許取得(食と健康を考える乳がん経験者)

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

■2024年より
子ども虐待防止『オレンジリボン運動』サポーター

■2024年10月
市民観光アンバサダー就任

乳がん履歴
■2002年3月3日(日)
 左乳房にしこりをみつける  

■2002年3月4日(月)
 視触診の結果“良性”と診断

■2006年11月8日(水)
 左乳房のしこり再受診  

■2006年11月15日(水)
 左乳房のしこり一部切除
  (外科的生検)

■2006年11月28日(火)
 乳がん告知      

■2007年1月11日(木)
 左乳がん手術

■2008年7月8日(火)
 局所再発の疑いで、
 細胞診・組織診(結果は良性)

■2009年2月17日(火)
 対側(右)乳がんの疑い
 (前年からしこりあり)経過観察

■2010年2月16日(火)
 右乳房細胞診(結果は良性)
手術・治療の経緯
■がん細胞の種類(しこり3つ)
 ・明細胞がん(クリアセル)
  (化学療法・放射線が効かない稀ながん細胞)
 ・非浸潤性乳管がん

 ・核グレード 2
 ・ER  90%
 ・PgR 10%
 ・HER2(-)

■術 式
 ・腋窩リンパ節郭清
 ・乳房扇状部分切除(4分の1強切除)

■治 療
 ・放射線23回照射
 ・LH-RHアゴニスト製剤、
  4週間毎、2年間(25回)投与
 ・抗エストロゲン剤(クエン酸タモキシフェン)、
  5年服用
その他の病歴
■2006年5月
 子宮筋腫(漿膜下筋腫)核出術(10㎝の開腹手術)
  ・10cmの筋腫   1個
  ・8cmの筋腫   1個
  ・2~3cmの筋腫  4個

■2023年7月18日
 ・臼蓋形成不全発覚(先天性)
 ・変形性股関節症に進行(両足)

■2024年10月
 骨粗鬆症判明

■2025年10月12日
 突発性難聴発症(左耳)
母の甲状腺がん(乳頭がん・転移性がん)
■2006年11月(私の乳がん告知の約2週間前)
 甲状腺がん告知

■2007年1月(私の乳がん手術の2週間後)
 甲状腺摘出手術・頸部リンパ節郭清

■2007年5月
 術後療法(RI治療・1回)
  通常2~3回の治療が必要なところ、
  1回の治療で身体の中にがんがないことが
  確認される

■2009年5月
 頸部再発
 (切除手術後、放射線治療を受ける)

■2012年5月
 肺転移確認

■2015年5月
 小脳転移確認

■2015年7月18日
 永眠

  ※遠隔転移後の治療法・治療薬なし
ブログ記事検索
月別アーカイブ
たくさんの仲間のブログが見られます
Pinky Ring 黒


子ども虐待防止『オレンジリボン運動』
子ども虐待防止「オレンジリボン運動」
メッセージはこちらへ
コメント欄について
■コメント欄は、2013年11月28日より認証制とさせていただきました。
 これまで通り投稿していただけますが、コメントが反映されるまでお時間をいただくこととなります。
 非公開希望の方は、その旨書き込んでいただけるとそのように対応いたします。

■また、2014年5月22日より、スマートフォンからのコメント投稿による誤送信を防ぐため、画像認証制を取り入れさせていただきました。認証英数字は“半角”での入力をお願いいたします。
 お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

■営利目的だと思われるリンク、また、不当なリンクやコメントは削除させていただいています。また、個人を特定するものや商品名なども、編集・削除させていただく場合があります。

~~~~~~~~~~~~~~

≪2015年9月2日より、コメント欄を閉鎖させていただいております≫

~~~~~~~~~~~~~~

≪2016年11月2日分より、コメント欄を開放しております≫

■非公開希望には対応しかねますので、コメントの投稿を控えていただきますようお願いいたします。

■個人を特定するもの、商品の宣伝、不当なリンクなど、編集・削除させていただく場合があります。

■公開が原則となっています。良識のあるコメントをお願いいたします。

~~~~~~~~~~~~~~

≪2016年12月3日分より、コメント欄を閉鎖させていただいています≫

~~~~~~~~~~~~~~

≪ランダムで開放しています≫

『りかこの乳がん体験記』QRコード
QRコード
ライブドアアプリ読者登録
LINE読者登録QRコード
著作権について
   © Rikako,2011

このブログの文章・画像などの無断使用を禁止いたします。