りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

2018年07月

被爆か、検診か――

『早期発見・早期治療は大切』

と、一般には言われている

が、
乳がん検診で受けるマンモグラフィは、
少なからず、“被爆”する

被爆を考えれば、

『がん検診は受けない方がいい』

と訴える人もいる

1年に1度、検診を受けるとすれば、
年齢が若ければ若いほど
その被爆量は増えることになるからだ

そして、身体に受けるその影響は、
どれほどのものなのか――



では、私たちはどうだろう

乳がんを経験した人たちにとって、

“がんは少しでも小さいうちに
 見つけた方がいい”

と、誰もが思うだろう

がんを5年放置された私は、特に、

『早期発見・早期治療の大切さ』

を、これまでにも訴え続けてきた


それは、

  ○がんを早くに見つけなければ、
   命を脅かされるから

  ○おっぱいを失ってしまうかもしれないから
    (しこりの部位やがんの性質によっては、
     早期でも全摘の場合がある)

  ○夢や目標、やりたいことを
   諦めなければならないかもしれないから

  ○家族や大切な人の悲しみも
   大きなものになってしまうから


それに治療期間も長くかかったり、
経済的な負担も大きくなる


がんは、
見つけるのも治療を開始するのも、
早い方がいい

自覚症状がないうちに、
検診で早期に見つけることが
命を守る道なのだと思う



そしてがんになった私たちは、
さらに被爆を続けることになる

それは、数ヶ月や1年ごとの、
画像検査だ

アメリカで画像検査が行われないのは、
おそらく、
この“被爆”を懸念してのことなのだろう

なぜなら、再発は、

『早くに見つけれも
 自覚症状が出てから治療をはじめても、
 治療成績は同じ』

と、言われている

  私は未だに信じられないが...

『“治療成績が同じ”なら、
 余計な被爆は避けるべき』

という見解なのだろうが、
検査をしないのも、
なんだか不安である


おそらく被爆を心配しているがん患者は
少なくないのだろう

『“健康診断”だと思って、
 受けるといいと思います』

そう言っていた医師がいた


“健康診断”――


確かにそう思えば、
気持ちも違うかもしれない

現に、年に1度、
人間ドックを受ける人も多い



  検査を受けなければ、
  悪いものを見つけることはできない

  検査をして、
  がんを早くに見つけた方がいい


...と、思うのである――



  一日も早く、

   ○唾液でがん発見
   ○血液でがん発見
   ○尿でがん発見
   ○がん探知犬

  ...などが
  実用化されることを願う



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35.7



  35.7℃!?



 そりゃあ、暑いはずだ


 そりゃあ、体調もおかしくなる訳だ



 今晩もまた眠れそうにないな...



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アイスな朝は――

寝苦しさが続く夜


すっかり寝不足である




2018/07/31 朝 ①



空はとっくに秋めいているのに、

今日も軽く30℃を超えてきそうだ



そんな今朝も、火照った身体に

クールダウンのアイスコーヒー


2018/07/31 朝 ②



この暑さも今日がピーク


1週間で夏が終わった...



暑さに身体が慣れた頃に

いつも夏が過ぎ去る北の街――




さて、今日は、

火星が地球に大接近するらしい


今晩も、夜空を見上げてみようっと――



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腰痛と骨転移痛の見極め

ここ数日、腰が痛む


がん経験者にとって最も不安なのは、
どこかが痛むこと

それは、“転移”を疑うからだ


「腰が痛くなれば、骨に転移したのか...」

「咳が出れば、肺転移か...」


と、誰もがきっと、
そんな不安に陥ったことはあるだろう



ご多分に漏れず、私もその中の一人だ

誰もが感じている不安を、
これまで何度も何度も抱いてきた

「あぁ、また腰の調子が悪いなぁ...」

と、
今ではそんな痛みにもすっかり慣れてしまったが、
それでもどこか、楽観視できない自分もいる

そこにはまだ、
“完治”には至っていない現実があるからなのかもしれない

いや、“完治”といわれている20年が経ったところで、
この不安は本当に消えるのだろうか...


そして、この痛みに慣れてしまうのも
実は怖かったりもする

それは、本当に転移をしたときに
遣り過ごしてしまいそうな気がするからだ



転移の痛みは、
きっと、転移した人にしかわからない

私がいくら想像してみたところで、
その痛みを感じることはできない

「単なる腰痛と骨転移の痛みの違いの判断が
 つくのだろうか...」



以前、こんなことがあった

私がお世話になっていた整骨院

そこに、母も通っていた


たまたま母は、
そこで知り合いに会ったらしい

「いやー、腰が痛くて...」

と、整骨院に通っても、
なかなか痛みが引かないことを
母に話していたようだ


が、暫くして、その方は亡くなった

腰痛は、がんの転移だった

もちろん、本人は、
自分ががんに侵されていることは知らなかった


当時、整骨院は、
レントゲン撮影をしていなかった頃

撮っていれば、異常に気づけたはずだ


時々、考えるのだ

がんの痛みがどのようなものなのかを...

そしてその時、
自分自身がそれに気づけるのかを...



時が経てば、
確実に再発の不安は小さくなってゆく

が、完全に拭えるものではない

何年経とうが、頭の片隅に、
“再発”の文字は深く刻まれている


「一生だよね。ずーっと。終わりはない」


がんを経験した人はみな、
そう口を揃える

“がん”という病が一筋縄ではいかないことは、
誰もがわかっているのだ――



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朝から――

今日も朝から暑い


寝苦しい夜続きで、

寝不足気味である



そんな昨日は、32.5℃まで上昇


アスファルトの上にいると、

こっちまでとろけてしまいそうだ



そして今日も32℃の予報が出ている


この数日の蓄積された暑さで

朝から体調がおかしい



...ということで、

なんだか申し訳ないが、

朝からクーラー稼働


倒れてしまってからでは遅い




そんな朝


さすがに熱いコーヒーは

飲む気持ちにはなれず...



2018/07/30 朝


今日はクールダウンの

アイスコーヒーを淹れてみる



冷たさとほろ苦さで目覚めるカラダ――




  憂鬱な月曜


  今を乗り切れば、

  あしたはきっと明るい未来



  今日もすべての人たちが

  笑顔であふれる一日になりますように...
  


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りかこプロフィール

 
★2009年5月より
医療機関開催“がんサロン”発行による『がんサロン通信』にて、体験記・エッセイ執筆

★2010年9月
市広報にて体験記掲載

★2011年8月31日
乳がん体験記『4分の3の乳房(ちぶさ)』書籍自費出版

★2012年1月21日
講演『乳がん闘病記 ~「ありがとう」と「感謝」の気持ちに至るまで~』

★2012年4月5日
FMオホーツク『乳がんについて』FPとの対談

★2012年4月
キーストーンアライアンス『百年シナリオ通信』記事掲載

★2013年6月より
医療サイト『ドクターズガイド』、ブログ掲載

★2016年9月14日
フジテレビ『めざましテレビ ~がんの見落とし~』ブログ紹介・インタビュー放送

★2020年3月
一般社団法人全国がん患者団体連合会『がん教育外部講師講座』修了(北海道教育委員会にがん教育外部講師として登録)

★2021年10月
『がん予防功労者表彰』(道・市・健康づくり財団・対がん協会4社共催)

★2023年5月
北海道がん患者連合会『がん教育講師派遣養成研修会』終了

★その他
講演、ピンクリボン運動、ピアサポーターとして活動中

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★国家資格
1994年10月、調理師免許取得(食と健康を考える乳がん経験者)

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★子ども虐待防止『オレンジリボン運動』サポーター

メッセージはこちらへ
乳がん履歴
★2002年3月3日(日)
 左乳房にしこりをみつける  

★2002年3月4日(月)
 視触診の結果“良性”と診断

★2006年11月8日(水)
 左乳房のしこり再受診  

★2006年11月15日(水)
 左乳房のしこり一部切除
  (外科的生検)

★2006年11月28日(火)
 乳がん告知      

★2007年1月11日(木)
 左乳がん手術

★2008年7月8日(火)
 局所再発の疑いで、
 細胞診・組織診(結果は良性)

★2009年2月17日(火)
 対側(右)乳がんの疑い
 (前年からしこりあり)経過観察

★2010年2月16日(火)
 右乳房細胞診(結果は良性)
手術・治療の経緯
★がん細胞の種類(しこり3つ)
 ・明細胞がん(クリアセル)
  (化学療法・放射線が効かない稀ながん細胞)
 ・非浸潤性乳管がん

 ・核グレード 2
 ・ER 90%
 ・PgR 10%
 ・HER2 (-)

★術 式
 ・腋窩リンパ節郭清
 ・乳房扇状部分切除(4分の1強切除)

★治 療
 ・放射線23回照射
 ・LH-RHアゴニスト製剤、
  4週間毎、2年間(25回)投与
 ・抗エストロゲン剤(クエン酸タモキシフェン)、
  5年服用
その他の病歴
★2006年5月
 子宮筋腫(漿膜下筋腫)核出術(10㎝の開腹手術)
  ・10cmの筋腫  1個
  ・8cmの筋腫   1個
  ・2~3cmの筋腫 4個

★2023年7月18日
 ・臼蓋形成不全発覚(先天性)
 ・変形性股関節症発症(両足)
母の甲状腺がん(乳頭がん・転移性がん)
★2006年11月(私の乳がん告知の約2週間前)
 甲状腺がん告知

★2007年1月(私の乳がん手術の2週間後)
 甲状腺摘出手術・頸部リンパ節郭清

★2007年5月
 術後療法(RI治療・1回)
  通常2~3回の治療が必要なところ、
  1回の治療で身体の中にがんがないことが
  確認される

★2009年5月
 頸部再発(切除手術を受ける)

★2012年5月
 肺転移確認

★2015年5月
 小脳転移確認

★2015年7月18日
 永眠

  ※再発後の治療法・治療薬なし
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子ども虐待防止「オレンジリボン運動」
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★また、2014年5月22日より、スマートフォンからのコメント投稿による誤送信を防ぐため、画像認証制を取り入れさせていただきました。認証英数字は“半角”での入力をお願いいたします。
 お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

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≪2015年9月2日より、コメント欄を閉鎖させていただいております≫

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