今度は70代男性
また、肺がんのようだ
以前にも大学病院などで、
数件、やはり肺がんで
同じようなことが表面化したことがあった
しかも、“各診療科の連携不足”という、
お粗末なものもあったっけ
残念ながら、
中には亡くなられた方もいたようだが...
“病気を見つけるための病院”
“命を救うはずの医療”
のはずだ
これでは、私たちは何を信じ、
何に頼ればいいというのか――
男性は、
入院や通院でかかった治療費や慰謝料合わせて、
1600万円余りの賠償を求め、
提訴したようだが...
私の乳がんの見落としも、
正直、
訴えることを考えなかったわけではない
○適切な検査をしなかったこと
○「そのままにしておいていい」
という言葉だけで、
その後も検査を続けていくという、
フォローがなかったこと
そのお蔭で、私は5年近くもの間、
“良性腫瘍”であると、なんの疑いも持たず、
時には周囲に、
「おっぱいにしこりあるんだよー。
でも良性なんだって。
しこり見つけたときは、
がんかと思って焦ったよ」
と、軽く笑い飛ばしたりもしていた
5年後(厳密には4年8か月後)、
大きくなったしこりを切除してもらおうと、
同じ病院に行った
すでにカルテも廃棄されていたようで、
「前(4年8か月前)は
どこの病院で診てもらったの?」
と、医師に聞かれる始末
視触診のあと、
マンモグラフィ検査を受けるも、
乳腺が白く映り過ぎて、
がんとの判断ができなかった
が、この時すでに、
医師には、がんの疑いを見抜いていた
それは、ここのところ、
しこりが急激に大きくなっていたこと、
そして、触ったときの感覚だ
にもかかわらず、医師は
細胞診をするでもなく、
大きな病院を紹介してくれるでもなく、
下した決断は、“外科的生検”だった
乳房を開けてみて、おそらく医師は、
“悪性”であると悟ったのだろう、
3cmあったしこりは
半分、乳房に残されたまま傷を塞いだ
初診の段階で、少なくとも、
マンモグラフィ検査をしてほしかった
が、30代の乳房は、
おそらく“雪原の白うさぎ”状態
ならば、
エコーも併用しての検査が必要だろう
乳房専用のエコーの機器がないのなら、
一気に外科的生検まで進まずに、
大きな病院を紹介してほしかった
(せめて、細胞診)
乳房のエコー検査は、
心臓や肝臓などとは違い、
“特別な機械”だと聞いたことがある
...と、訴えるには、
充分な材料がある
が、医療訴訟では、
「患者側には勝ち目がない」
と、昔、聞いたことがある
当然、医療に関しては、
こっちは素人
勝ち目はないだろう
「見抜けなかった」
「あの状況では、判断はできなかった」
そう主張されてしまえば、それまでである
それに、当時、私に残された時間は、
“あと2年”
だった
裁判を起こせば、長い年月がかかる
私には、
そんなことに時間を費やしている暇はなかった
そんなことで残された時間を遣うなら、
もっと充実した人生にしたかった
...そんなことを言えるのも、
今、こうして元気に生きていられるから
...なのだろう――
未だに思い出すと腹も立つ
その病院の近くを通ると、
平常心でいられるはずもなく...
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