りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

2019年07月

続・暑いので...


暑いので...



お昼は、ツルっと...



2019/07/28 お昼ご飯



冷や中――



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暑いので...

寝苦しい夜


窓を開け、

一晩中、扇風機を回し続ける




そんな朝


すでにエアコン稼働である





さすがに暑いので...



2019/07/28 朝



今日の朝コーヒーは、アイスで――



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薬のにおい

「薬のにおいが鼻についてねぇ...」

そうおっしゃっていた、
あるがん患者さん


確かに、子どもの頃、
あの、独特なにおいが嫌だった

それでなくても薬は苦い

変な味もする

飲み込もうとしても
喉が拒否して飲み込めなかったり、

あまりの不味さに、
せっかく飲んだ薬を
吐き出してしまったり...

なかなか飲む勇気が持てず、
30分、薬を見つめながら
心と格闘していると、

「まだ飲んでないの!?」

と、母の怒声が飛んでくる

そして、子どもの頭で考えた、
「飲んだ」という嘘は、
見事に見破られ、
しこたま怒られるのである


風邪でご飯も食べられない体調

ただでさえ吐き気に襲われている

そんなときに不味い薬など、
口に入れられるわけがない


大人には簡単に飲める薬かもしれない

が、
子どもの舌には、かなり厳しい味である

  今は飲みやすいように
  工夫されているようだが...



「薬のにおいが鼻についてねぇ...。
 なんか体臭も変わった気がするよ」――

がん治療では、長い期間の投薬になる

味やにおいが気になるようでは、
治療自体もつらいものになってしまう


進歩している医療

『“薬のにおい”も
 なんとかならないものか...』

そんなことを思った



  昔、こんな逸話を聞いたことがある

  それは、ある犬の話

  あるとき病に罹り、
  投薬治療をすることになった、
  その犬の飼い主

  病気を境にその犬が、
  それまで以上にぴったりと、
  心配そうに寄り添ってくれるようになったという

  おそらく、飼い主さんから感じる薬のにおい

  その体臭に、
  ご主人が病気であるとわかったようなのだ


  そういえば、

  「抗がん剤をしていると、蚊に刺されない」

  そんなことを聞いたことがある



  確かに風邪薬を飲んでいるとき、
  自分が薬くさいと感じるなぁ...


  タモキシフェンを飲んでいたときの体臭は、
  どうだったのだろう...
  


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治療をはじめるときの不安

薬には、作用があれば副作用がある

それは、どんな薬でも

たとえ風邪薬でも、
必ず副作用はある


が、“がん治療の薬”となれば、
副作用との闘いでもある

例えば、
鎮痛剤を飲めば頭痛が収まる

胃薬を飲めば胃の調子がよくなる

が、がん治療は、
副作用は激しく出ても、
がんが消滅しているかどうかの実感はない



私ははじめ、
化学療法をする予定だった

今では(すでにその当時でも)、
抗がん剤の投与は
通院でできる時代だった

が、

「はじめは
 どんな副作用が出るかわからないので、
 入院をしてもらうことになります」

と、言われた


『どんな副作用が出るかわからない...』

それだけで恐怖に陥る


外来で、
初めて抗がん剤を受けることになっていた人は、
土壇場になって取り乱したという

はじめての抗がん剤投与後、
過呼吸を起こした人もいた

それほど治療は、
精神的にも負担の大きなものなのだ


私が受けた治療は、
最終的にはホルモン療法ではあったが、
それでも
4週間ごとにお腹に注射を打ったあとは、
数日間、激しく落ち込み、

毎朝服用する薬に恐怖感を抱き、
手に取ってはみるものの、
なかなか口に入れられずにいた



どんな副作用が出るのかは、
未知の世界

やってみなければわからない、
どこか、“懸け”のようなところがある

その不安は、計り知れない

それほどがんをやっつけるのは、
そう容易いことではないということなのだろう


「これだけ
 治療の副作用に耐えてきたのだから、
 お願いだから再発はしないで」

今は、そう祈るだけである――



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『“心の状態”が、乳がんを進展させる』という実験結果

『ストレスは、がんによくない』――

そう言われるようになったのは
いつからだろうか


確かにストレスは、
“万病のもと”と言ってもいいだろう

“ストレス社会”となってしまった現代

それらを排除することは、
難しいことでもある



そしてそんな現状を裏付ける、
実験結果が出たようだ

それは、


  乳がんの中の交感神経を刺激し
  過剰に緊張させると乳がんが増えて広がり、

  逆に神経の働きを抑制したり除去すると
  乳がんの進展を抑えられる



――というもの



『不安や怒り、ストレス(交換神経の働き)が
 がんを進行させる』

という、
これまでの疫学研究を裏付ける結果が
出たことになる

が、裏を返せば、

『遺伝子操作などで
 交感神経の働きを抑制・除去できれば
 新たな治療にもつながる可能性がある』

ということにもなる


  “遺伝子操作”って、
  ちょっと怖い気がするが...

  まだ、
  動物実験の段階のようではあるが、

  これからのがん治療は、
  やはり“遺伝子”が鍵のようだ




こんなデータがある

それは、

『母親と、良好な関係を築けていない娘に
 乳がんが多い』
 
というものだ


私も母とは関係がよくはなかった

まだ物心もつかない幼い頃から、
よく叩かれていた

両親からは
言葉の暴力も当たり前にあった

当時、“ストレス”なんて言葉は
一般的ではなかったが、
親の顔色を窺いながらの生活では
ストレスが多かったのは否めない事実だ


「そんなストレスも、
 乳がんになった一因だったのだろうか...」

そんなことを思ってしまう実験結果だ



どちらにしても、原因を解明できなければ、
本当の治療には至らない

“完治”へ向けて、少しでも
医療が進歩することを願うだけである――



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りかこプロフィール

 
★2009年5月より
医療機関開催“がんサロン”発行による『がんサロン通信』にて、体験記・エッセイ執筆

★2010年9月
市広報にて体験記掲載

★2011年8月31日
乳がん体験記『4分の3の乳房(ちぶさ)』書籍自費出版

★2012年1月21日
講演『乳がん闘病記 ~「ありがとう」と「感謝」の気持ちに至るまで~』

★2012年4月5日
FMオホーツク『乳がんについて』FPとの対談

★2012年4月
キーストーンアライアンス『百年シナリオ通信』記事掲載

★2013年6月より
医療サイト『ドクターズガイド』、ブログ掲載

★2016年9月14日
フジテレビ『めざましテレビ ~がんの見落とし~』ブログ紹介・インタビュー放送

★2020年3月
一般社団法人全国がん患者団体連合会『がん教育外部講師講座』修了(北海道教育委員会にがん教育外部講師として登録)

★2021年10月
『がん予防功労者表彰』(道・市・健康づくり財団・対がん協会4社共催)

★2023年5月
北海道がん患者連合会『がん教育講師派遣養成研修会』終了

★その他
講演、ピンクリボン運動、ピアサポーターとして活動中

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★国家資格
1994年10月、調理師免許取得(食と健康を考える乳がん経験者)

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★子ども虐待防止『オレンジリボン運動』サポーター

メッセージはこちらへ
乳がん履歴
★2002年3月3日(日)
 左乳房にしこりをみつける  

★2002年3月4日(月)
 視触診の結果“良性”と診断

★2006年11月8日(水)
 左乳房のしこり再受診  

★2006年11月15日(水)
 左乳房のしこり一部切除
  (外科的生検)

★2006年11月28日(火)
 乳がん告知      

★2007年1月11日(木)
 左乳がん手術

★2008年7月8日(火)
 局所再発の疑いで、
 細胞診・組織診(結果は良性)

★2009年2月17日(火)
 対側(右)乳がんの疑い
 (前年からしこりあり)経過観察

★2010年2月16日(火)
 右乳房細胞診(結果は良性)
手術・治療の経緯
★がん細胞の種類(しこり3つ)
 ・明細胞がん(クリアセル)
  (化学療法・放射線が効かない稀ながん細胞)
 ・非浸潤性乳管がん

 ・核グレード 2
 ・ER 90%
 ・PgR 10%
 ・HER2 (-)

★術 式
 ・腋窩リンパ節郭清
 ・乳房扇状部分切除(4分の1強切除)

★治 療
 ・放射線23回照射
 ・LH-RHアゴニスト製剤、
  4週間毎、2年間(25回)投与
 ・抗エストロゲン剤(クエン酸タモキシフェン)、
  5年服用
その他の病歴
★2006年5月
 子宮筋腫(漿膜下筋腫)核出術(10㎝の開腹手術)
  ・10cmの筋腫  1個
  ・8cmの筋腫   1個
  ・2~3cmの筋腫 4個

★2023年7月18日
 ・臼蓋形成不全発覚(先天性)
 ・変形性股関節症発症(両足)

★2024年10月
 骨粗鬆症が判明
母の甲状腺がん(乳頭がん・転移性がん)
★2006年11月(私の乳がん告知の約2週間前)
 甲状腺がん告知

★2007年1月(私の乳がん手術の2週間後)
 甲状腺摘出手術・頸部リンパ節郭清

★2007年5月
 術後療法(RI治療・1回)
  通常2~3回の治療が必要なところ、
  1回の治療で身体の中にがんがないことが
  確認される

★2009年5月
 頸部再発(切除手術を受ける)

★2012年5月
 肺転移確認

★2015年5月
 小脳転移確認

★2015年7月18日
 永眠

  ※再発後の治療法・治療薬なし
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子ども虐待防止『オレンジリボン運動』
子ども虐待防止「オレンジリボン運動」
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≪2015年9月2日より、コメント欄を閉鎖させていただいております≫

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   © Rikako,2011

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