こんなに妊婦さんに逢うんだろう...』――
日曜の午後
いつものように、
いつものショッピングセンターに買い物に行く
僅か十数分の間に、
5人の妊婦さんとすれ違う
もう十数年、
毎週行っているショッピングセンター
これまでお腹の目立つの妊婦さんを見かけたのは
数える程しかない
乳がんになり、
治療をはじめれば、
子どもは産めなくなることを知る
半年前、子どもを産む準備のため、
子宮筋腫の摘出手術を受けたばかりだ
女性にとって、
“子どもが産めなくなる”ということが、
どれほどの衝撃か...
テレビに出てくる赤ちゃん、
おむつのコマーシャル
婦人科検診に行けば、
幸せそうな若いご夫婦や
お腹の大きなお母さんがいる
小さなお子さんがたくさん集まる、
ショッピングセンター内の
フードコートに行くのが
一番きつかったかもしれない
一歩も足を踏み入れることができずに、
後ずさったこともあった
子どもが産めないことを
受け入れられるようになるまでに、
何年かかっただろう
そんなときの、自分への慰めの言葉は、
「今の時代、子どもなんかいたら大変だよ」
「子どもがいたら、
お金がかかって仕方がないよ」
...だった
が、やはり、子どもは“宝”なのだと思う
子どもがいるから頑張れることは多いのだと思う
そんな今は、
ようやく幼い子どもを見ても
心が騒ぐこともなくなったが...
両親に孫を抱かせてあげられなかったのは、
最大の親不孝だろうか
子どもを産むだけが人生じゃない
今の時代、“産まない人生”もありだ
が、以前、
がん患者の方からかけられた言葉、
「“産まない”のと“産めない”のは違うよね」
その言葉が、
心の中でこだまするのだ――
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