同じ“乳がん”と闘っている女性
私にとっては優しい母のような存在だった
「そちらは寒いだろうから...」
と、送ってくれた温かなひざ掛け
そして、彼女の手づくりの梅干し――
「北海道は、
もう雪が降っているのでしょうね」
「お正月はお友だちと
温泉に行く計画を立てているの」
「こっちは桜が咲きはじめました」
...と、いつもメールをくれていた
今回の新型コロナウイルスのことも、
「そちらは集団感染が出たようだけど、
大丈夫ですか?」
というメールが届くと思っていた
本州で桜が咲きはじめたときは、
「こちらはもう桜の季節です」
そんなメールが送られてくると思っていた
...が、来ない
だから、なんとなく気になって、
私からメールをしてみた
いつもは、彼女からのメールを待つだけ
返信はするものの、
私から送ることはほとんどなかったのだ
そして、あれから17日――
未だ、返事はない
携帯の着信が鳴るたび、
メールを開くたび、
「彼女からかもしれない」
と、ドキドキする
メールが来ないのは、
「ただ、忙しいだけだよね」
「それとも、もう私とは
メールのやり取りをしたくないだけか...」
と、笑い飛ばしてみるが、
持っていきようのない不安が
そんな笑いをかき消す
ただ忙しいだけ
もう私とかかわりたくないだけ――
それならそれでいいのだが...
それなら、その方がいいのだが...
日に日に、悪い予感に
圧し潰されそうになってゆくのだ
【過去の記事】
○『返信のないメール』(2020年3月13日)
○『返信がない』(2020年3月20日)
本日、空に見えたのは、“うろこ雲”
冬はなかなか観られない雲だ
春を思わせる一瞬の空
が、うろこ雲は雨を知らせるものでもある
そういえば、あすは雨の予報だ――
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