乳房のしこり発見から4年が過ぎ――

3つのしこりのうちの2つがくっついたようになり、すでに3cmに...
さすがにここまで大きくなると、違和感や圧痛に悩まされるようになる
「大きくなったら切らなきゃいけないよ」
あの時医師に言われた言葉ばかりが頭に浮かぶ

そんな矢先、今度は婦人科からの出血が...

婦人科に関しては以前からいくつか不安があった
十数年前から時折起こる激痛、そして、下腹部に触れる腫瘤...
その上出血なんて、尋常ではない――

「子宮がん...」

そんな言葉が頭を過ぎる


検査の結果、出血の原因はがんではなくポリープのようだった
ポリープはすぐに切除してもらったが、やはりほかに問題があった
巨大な筋腫が2つと小さな筋腫が4つもあったのだ

「これだけ大きくなってると手術した方がいいね。
 このままじゃ子供は産めないよ」

乳房の良性しこりの切除と筋腫の手術――
出産のタイムリミットが目前に迫っていた私にとってどちらを優先すべきか、
そこにはもはや選択の余地などなかった
この時はまだ、“無駄な手術”と知る由もなく...

そして私のお腹には、10cmの傷痕だけが虚しく残された


それから半年後、ようやく乳房のしこり摘出を決心
体力の回復を待って――ということもあったが、正直、
「また体にメスを入れられて痛い思いをするのか...」
と、ためらいの気持ちがあったのは否めない

前回受診した病院の方が話は早いと思い、
再び同じ病院へ行ってみることに...

この時、初めてしこりをみつけてからすでに5年を迎えようとしていた

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