ある方のブログを読んだ

その言葉に共鳴し、これまでの自分の想いが...
決して口にはできなかった想いが、一気に噴き出した


ここ数年、“命”を題材にしたドラマや映画が多い

いや、きっと昔から多かったのだろう
自分が病気になった今だからこそ、そう感じているだけなのかもしれない

でも、やたら“お涙ちょうだい”的な印象を受けてしまうのは
私だけなのだろうか...

実は、そう言っている私自身、泣きのドラマや映画が好きだった

主人公に入り込み...
また周りの人間に同情し、一緒に涙を流していた

それは、“かわいそう”という思い

今では一番言われたくない言葉になってしまったが...


そんな私が乳がんになって、
“命”に関するテレビ番組をやたらと見るようになった

“乳がん”という言葉を耳にした時には敏感に反応し、
食い入るようにテレビ画面を見つめた

自分と重ね合わせることで、気持ちを整理しようとしていたのだろう

それが術後2~3年が経った頃、
気持ちが変化していることに気づいた

『あまりにも美化されていて、現実味がない作り物』――

そんなふうに、客観的に見るようになったのだ

そして今では“見たくない”に完全に移行してしまった


“がん”に限らず、難病や不治の病と言われているもの、
また、病気や事故などで身体が不自由になった人...
そして、余命を言い渡された人たちを、
“悲劇のヒロイン”的に取り上げる現代の風潮に、
何か違和感を感じてならない

  『美化しすぎ』

  『同情させようとしているのが見え見え』

  もっと言えば、『視聴率取り』――

そんなキレイ事じゃ済まないのにね...


そんなドラマや映画を観ている人たち――

自分の身にいつか降りかかるかもしれない現実を、
彼らは“他人事(ひとごと)”として遠くから眺めている

そう...
「かわいそう」と言わんばかりに...

『私たちは決してかわいそうな人間じゃない!!』

“そんな目で見られているのかもしれない”と思う私の心が
捻れているのだろうか...


でも、現状は、もっと違うところにある

それは、私たちの...がん患者の居場所だ
“同情”より、“居場所”がほしい

社会が私たちを受け入れてくれる環境をつくってほしい

この世から、
がん患者に向けられる“蔑視”を...“差別”を...“格差”を...

それらを無くすことこそが、本来の持つ意味であれば...
目的であれば...


そんな社会がすぐ近くに待っていることを願いたい――


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