数えきれないほどの副作用がある
その個人差は大きく、
ほとんど副作用を感じない人もいれば、
現れ方も人によって違ったりする
症状も、自覚できるもの、
また、採血をしなければわからない、
内科的なものまで多岐にわたっている
中でも一番影響を受けやすいのは、
婦人科なのかもしれない
(もちろん、
私の個人的な副作用の感じ方ではあるが...)
私の場合――
まずは、下腹部痛
下腹部痛は、おそらく排卵痛
(たぶん、タモキシフェンの影響)
月経の5日目くらいから、
早くも次の排卵痛がはじまる
痛みは徐々に強くなり、
排卵日前後の数日間はかなりの痛みになる
その後、月経に向けて
再び痛みは軽くなってゆくが、
結局、2~3週間痛みが続くことになる
乳がんになる前は、排卵痛はなかった
ホルモン治療をはじめてから感じた痛みだ
そしてもう1つ、何よりつらいのは、
月経時の大量出血だ
当初よりは“数分の一”というくらいに、
徐々に量は減ってきているが、
さすがに6年も続くと身体がもたない
出かけるのもままならない
貧血もひどくなった
生理用品代もバカにならないし、
4種類の大きさの物を大量に買い込むので
けっこう恥ずかしかったりする
「いつまで続くのだろう...」
卵巣を切除した知人は、
10年もホルモン補充療法をした
「それでも体調はすっきりしなかった」と言っていた
一生のうちに分泌される女性ホルモンは、
ティースプーン1杯ほど
高々1杯...
なのに、こんなにも影響が出る
そして、きっと誰もが不安なのは、
『タモキシフェンは、子宮体がんのリスクを高める』
という副作用
「そんな副作用があるのなら、
乳がんの治療、しない方がいいのかな...」
そう思ったこともあった
主治医に、そのリスクを聞いてみたこともあった
「体がんになるリスクは、かなり少ないよ。
あまり考えなくてもいいよ」
と聞いて少し安心したのを覚えている
が、半年ごとの体がん検査は、不安そのものだった
「なるかどうかわからない体がんのこと考えても
仕方がないか。
それよりも、乳がんの治療をしなければ...」
がんの治療は、“闘い”である
様々な症状と向き合い、
つきあっていかなければならない
人生に入り込む“がん”という病
心まで蝕む“がん”という病
“がん”という病が人を苦しめなくなる日は、
いつか来るのだろうか――
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