2006年12月13日(水)

腹部のMRIを受ける


母の検査結果もすべて出た

母は転移はなかった

一安心だ

手術の日も決まった

でも、手術をすると、声が出づらくなるらしい

母は落ち込んでいる

励ましてもダメだ......


転移はやっぱりよくないよね......

恐いよ......

どうせ長くない命なら、手術しないでいい

このままでいい


こんなに元気なのに......

あと1年や2年じゃ死なないよね......?



    2006年12月14日(木)

毎日、毎日、病気の夢を見る


手術台に上がる夢...

命が削られてゆく夢...



    2006年12月15日(金)

医者から説明を受ける時、1人は酷だ

聞き漏らしもありそうなので、
誰かに一緒にいてもらいたい

でも、親はイヤだ

親は病気のことを理解できないだろうし、
病気のことを、詳しく知られたくない



    2006年12月16日(土)

昨日、彼は、夕飯が終わる頃を見計らって、
私の乳がんのことをようやく両親に告げたらしい

私が病気になったことで彼自身もまた、
私との結婚を両親に反対されると思っていたようだ

が、お父さんの口から出た言葉は、

「そんなことだったら、
 とりあえず入籍だけでも早く済ませなきゃ駄目だな」

だったという

彼は嬉しさのあまり、
涙を落とさないようにこらえるのが大変だったらしい

食器を片づけるため、彼が台所へ行った時、
お母さんも台所へ来て、

「今は病気では死なないから大丈夫」

そう言って励ましてくれた

『なんて優しい人たちなんだろう...』と思ったら、
また泣けてきた

涙を見られたくないので、
彼はそのまま2階の自分の部屋に上がった――

そんな話をしていた


私はいつまで生きられるのかわからない

子どもも産めない

あんなに跡取りを望んでいたお父さん

それでも「別れなさい」とは言わなかった、
お父さんとお母さん

その気持ちに
素直に応えてもいいのだろうか

私は過去に1度、離婚も経験している

後ろめたさ、いっぱいだ......



    2006年12月18日(月)

やっぱり独りでいると、心細い

淋しい......


このまま治療をしないで子どもを産む...

ということも、方法のひとつだ


私の命と引き替えに...

というのは、
恰好つけすぎかもしれないが...

でも、この意見は、彼にあっさり却下される

「りかの命の方が大切だ」と......


正直、自分でも、
治療をしないで子どもを産むなんて勇気は...

ない



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