“乳がん”なんて、
誰もがはじめての経験

わからないことだらけ

ネットや書籍で知識を埋めても、
心や身体には
思いも寄らない異変が起こる

それは、大きな“不安”という形になって、
重く圧し掛かってくる


誰にも言えなくて、

誰も話せる人がいなくて...


そんなとき、やっぱり頼れるのは、
同じ病を経験した仲間

例えば、
がん闘病体験の書籍を読むことで、
安心を得られたり、

例えば、
誰かの闘病ブログを読むことで、
共感を覚えたりする


私の場合は、それががんサロンだった

たとえ家族にさえも言えない、
身体の痛みや心の不安を、
唯一、口にできる場だった

いや、“口にしてもいい場”だった


“がん”という病を経験した人なら
誰もが抱えている“再発”という不安

術後、2~3年の、
再発のリスクが一番高い時期

その当時、
サロンでお話しした方の言葉に、
大きな共感と安心感を覚えたのを
今でも記憶している

それは、こんな一言だった


  “咳が出れば肺に転移したのではないか...”

  とか、

  “腰が痛くなれば骨に転移したのではないか...”

  って思うよ――


普段なら、なんとも感じない身体の異変

が、“がんを経験した”ということで、
何気ない異変も大きなことに思えてしまう

不安が募るたび、

「こんなこと思っているの、私だけなんじゃないか」

「こんなこと、先生にも看護師さんにも言えない」

それは、
すべてのがん経験者の声、そのものだった


そんな今では、
咳が出ても、腰が痛んでも、
慣れたものだが...

いや、
やっぱり、過ぎるよね、“再発”――



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