「今日、検査なのに...」
2年振りの全身検査
昨年までの予定では、
今年は採血とCTだけだった
が、半年前からの腰痛が気になり、
骨シンチも入れてもらう
骨シンチを受けるためには、
骨を写し出すために、
特別な薬剤が必要となる
その薬には数時間の使用期限があり、
その日、その時間に
検査をする人のためだけに作られる
そのため、
急遽、検査をキャンセルすることになれば、
薬代を実費で支払わなければならない
その金額、3万円ほど...
なので、このくらいの吹雪くらいで、
検査をやめるわけにはいかないのだ
いや、そもそも患者都合のキャンセルなら、
実費を負担しなければならない
が、台風や猛吹雪で
病院に行かれなかった場合は
どうなのだろう...
一晩で、かなり積もっていたらしい
足首まですっぽりと埋まるほどの雪だ
人が通った跡を頼りに歩道を歩き...
ものの1~2分でダウンコートは雪まみれ
バスの中も、乗客はほとんどいない
そりゃそうだろう、
こんな日に、誰も外へは出ない
なんとか病院に辿り着くと、
やはりこの天候のせいだろう、
患者はまばらだ
いつもより、
300~400人ほど少ない
まずは2階の採血室へ
採血が終わると地下のRI室へ行き、
骨シンチの撮影のための注射を受ける
そして2時間半の待ち時間...
薬が骨に回るまで、
何もすることがないのだ
一昨年は2時間の空き時間ができたが、
10年間、ずっと1時間半だった
が、今回は、“2時間半”
「さて、どうしたものか...」
一度家に帰ろうかとも考えた
が、私はバス
車なら移動に時間はかからないが、
バスともなれば、
家に戻ったとしても、
40分ほどしか家にはいられない
しかも、この悪天候...
「病院に缶詰めだな...」
...ということで、
とりあえず院内で早めの昼食
野菜サラダと握りたてのおにぎり
温かなごはんはありがたい
残りの2時間は...
こんなことになるだろうと、
実は書類を持参していた
院内の図書室で、ちょっとお仕事
図書室では長居をしてしまい、
申し訳ありませんでした
窓際に並んでいる、
ボランティアさん手づくりの、
ぬいぐるみが可愛かった...
そして、なんとか2時間半を費やし、
再び地下のRI室へ
検査中は、
午後のお昼寝タイムでもある
昼食後の眠くなる時間帯
そして撮影は、寝ているだけ
が、撮影は動いてはいけない
そのため、腕をちょっと縛られる
「つま先を伸ばしてはいけません」とか、
「ひざを曲げてはいけません」とか、
「手の指も写すので、
指も動かしてはいけません」など、
注意もけっこう受ける
前はこんなに言われたことはなかったが、
動いてしまうおじいちゃん、おばあちゃんが
多いのだろう
撮影時間は、
これまでは15~20分だった
が、今回、30分超え
なんでも、
「薬を最低限に抑えているので、
時間をかけてゆっくり撮影します」
とのこと
『やっぱり薬剤、身体によくないんだなぁ...。
でも、“時間をかけて撮影する”ということは、
被曝量が増えるということではないのか...』
案の定、
検査がはじまって数分で意識が遠のく
眠りに落ちそうになるたび、
身体がビクッと動き、目が覚め...
「ヤバい...」と思いながらも、
同じことを繰り返すこと数回...
乳がんになりたての頃は、
緊張して寝ることなんてなかったのに、
慣れたものだ
気持ちよく寝ていたところを起こされ、
ボーっとしたまま、次は1階の放射線科へ
すでにCT予約時間を30分オーバー
そもそもこの検査予定、
時間設定に無理がある...
今回のCTは、造影なし
胸部から腹部にかけての単純撮影のみだ
これまでは、単純、
その後、造影剤を使っての撮影
...ということは、
今回は被曝量も少ないということだ
「CTの何が嫌だ」って、やっぱり“造影剤”
痛い手の甲、
しかも針が太い
針痕は1か月は消えないし、
漏れた痕がなんともいえない色に変色する
撮影後は
造影剤を少しでも早く身体から出すために、
水分も多めに摂らなければならない
...ということで、簡単に検査は終了
精算機に表示された検査代の金額を見て、
ため息をつき...
終わってみれば、
家を出てから、5時間...
こうして、長い一日が終わる――
外は風が少し弱くなったものの、
雪はまだ降り続いていた
家に帰り、腕を見ると...
やっぱり。こうなるよね...
ちなみに――
【骨シンチ】は金属類不可のため、
時計やアクセサリー類は外します
ポケットに小銭が入っていたおじさんが
撮り直しになったケースもあるとか
【CT】も金属NG
ブラジャーは、
金属の使っていないものをお勧めします
パンツなどののバックルも、同じくNG
※医療機関によっては、
検査着に着替える場合もあります
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