おいしい言葉に騙される人びと
そんな魅力のある誘い文句で
がん患者を食い物にしてきた人間が逮捕されるという、
なんとも腹立たしい事件が
またもや昨日、耳に入ってきた
なんでも、ある植物をサプリメントにして
“医薬品”として販売していたようだ
サプリメントは、“食品”だ
“医薬品”ではない
「250人のがん患者が、
このサプリメントで再発していない」
そう言い切っていたようだが...
そんなことは
わかるはずもないだろう
15年間で1860万円、稼いだそうだ
“ひとの弱みに漬け込む”とは、
こういうことを言うのか――
藁をも縋りたい人たち
が、がん患者にとってその藁は、
良いものではないことがほとんどだ
おいしい話はある筈がない
それでも、一縷の望みを求める
私がもし、この先、
「もう手立てがありません」
そう言われたら、
やっぱりそういうものに手を出すだろうか
「どうせダメなら、なんでもいいから
手当たり次第に試してみよう」
そう思うだろうか
が、その手のものは
高額なものがほとんど
金銭的には無理である
当然のことながら、
初期のがんなら、使う訳がない
私の両親もそんなおいしい言葉に
簡単に騙されそうなタイプだ...
これほどまでに進んだ医療
それでも未だ、
“がんの特効薬”はない
「がんが治る」
「がんが消える」
は、
一番信じてはいけない言葉である――
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