どれくらいが経つのだろう
未だ、その全容が解明されておらず、
治療も確立されてはいない
“がん”はその昔、
“死の病”と恐れられてきた
今では、
“早期なら完治も可能”と
言われるようにはなったものの、
それでも、
「がんです」と告知をされれば、
誰もが“死”を意識する
その後の再発の不安も拭えない
そして、さらに
“がん”という病を恐怖に陥れるは、“治療”だ
一般に“抗がん剤”と言われている化学療法は、
“がん”と聞くと、
真っ先に頭に浮かぶ治療法
その副作用に、
患者はつらい思いをするのだ
私が術後してきた治療は、
“ホルモン療法”というもの
「化学療法より副作用は軽い」
と言われているようだが、
「この文言を、
この世から抹消してほしい」
そう思うほど、つらいものだった
それはまさに、“闘い”
「こんな思いをしなければ、
頑強ながん細胞はやっつけられない」
「これに耐えなければ、
がん細胞を身体から消すことはできない」
そんな思いで耐えていた
化学療法にしても、
髪が抜けたり、吐き気がしたり、
高熱が出たり、味覚異常が起きたり...
と、
文字にすれば軽く感じてしまいそうだが、
とにかくきつい治療だ
が、それは、“がんと闘っている証”
薬ががん細胞を
やっつけてくれているのだ
私たちの願いは、
“がんを完治させる薬”の開発
そして、
つらい副作用から解放される、
“がん治療薬”の開発だ
がん治療薬を飲みながら、
なんの副作用もなく過ごせたら...
こんなに楽なことはない
仕事も続けられる
体調も悪くない
「がんって、
こんなに簡単に治療ができるんだ...」
そんな時代が来たら、
きっと、“がん”という病の見方も
もっと変わってゆくのかもしれない――
夢のまた夢...
...かな
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