ひとの気持ちは変わるもの


そういえば、

『人間は、忘れる生き物である』

と、誰かが言っていたっけ

忘れていかなければ、
ストレスに潰されてしまうらしい

生きていくために
人間に備わった本能...

なのだろうか




「乳がんです」と、告知を受け、

「いつまで生きられるのか...」
「私は死んでしまうのか...」

と、絶望の淵に立たされ、


「仕事は?」
「家族は?」
「治療費は...」
「生活はどうなるのだろう...」

そんな様々な想いが交錯し、
戸惑い、嘆き、葛藤に苛まれ...


どれほどの涙を流したか...



が、やがてその気持ちは、
時間の経過とともに癒されてゆく

過去を忘れなければ、
先へは進めない

忘れるから、先に歩いて行ける

新しい記憶を詰め込んだら、
過去の追憶は棄ててゆく...

きっと、ひとは、
そうやって生きているのかもしれない



が、本当に嫌な記憶は強く残るものだ

忘れたくても
消えてはくれないことがある

たとえば、
がん告知の瞬間もそのひとつだろう

でもそれは、経験となって、
新しい自分をつくりだしてくれているのだと思う


なぜなら、ここまでの道のりは、
決して簡単な道筋ではなかったはず

がんにならなければ解らなかったこと、
がんにならなければ気づかなかったこと、
がんにならなければ、できなかった優しさ...


がんは、たくさんのことを教えてくれた



ひとの気持ちは変わる

優しくもなれる
強くもなれる

時間はかかっても、それは、必ず――


  あんなにつらかった治療も、
  やがて、記憶も薄らいで...



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