「死にそう」――


子どもの頃、
“死”というものがどういうものなのか、
理解せずに簡単に使っていた


「お腹が空いて死にそう」

笑い転げて、「お腹痛くて死にそう」

ちょっと疲れれば、「死にそう」...




自分ががんになって、「死ぬかもしれない」

そう思って、

たくさんの仲間たちの命ががんに脅かされて、

たくさんの仲間たちの命ががんに奪われて...



そんなとき、
テレビ番組で簡単に「死にそうだよね」

...と、
笑い事として口にしている芸能人の言葉を聴いて、

「“死にそう”なんて、
 冗談で口に出すものじゃない」

そう思った


がんだけではなく、
世の中にはたくさんの病があって、
その病と今まさに闘っているたくさんの人たちがいて、
命と向き合っている人たちがいて、
その病に命を奪われたたくさんの人たちがいる

それは病気だけではなく、
不慮の事故で亡くなる人もいる




いくつのときだっただろう

家族でテレビ番組を観ていたとき

あまりの可笑しさに、
笑い過ぎで腹筋が痛くなった

「死にそう...」

と、不謹慎にも口に出してしまったことがある

いや、あの当時は、
誰もが“簡単に”使っていた言葉だった


そんな私を一瞥した母は、一言、

「死ねば」――


私が、
「死にそう」という言葉を使わなくなったのは、
あれがきっかけだった


どちらも、
軽々しく口にしてはいけない言葉



過去の自分に反省――




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