“万が一のため”――

その“万が一”は、本当はない方がいい

が、時として起こり得る


もともと医療保険には入っていた

初めて加入したのは、20代の頃

もちろん、がん保険には入っていなかった

まさか20代や30代で“がん保険”なんて
頭にもない


が、乳がんになった

それでも医療保険のお陰で、
入院費くらいは充てられた


その保険も、手術から5年後、
満期を迎えることになっていた

病気や怪我、
まさか“再発”なんてことになったら、
入院や手術の費用の補填となるものが全くない


探した

満期を迎える前に、入れる保険を...


「“がん保険”は難しい」

と、周囲から言われていた

それは保険会社の方と、
ファイナンシャルプランナーだ

もちろん、月々の掛け金が高額なら
入れるがん保険はあった

でも私は、
なにも“がん保険”を求めていたわけではない

一般的な“医療保険”でよかった


その理由は、

『もう“がん”なんて考えたくなかったから』

再発も、ほかのがんになることも、もういい

それより、
ほかの病気や怪我をしたときのために
“医療保険”に入りたかった

もちろんそこには、
“再発”という思いがなかったわけではない


それでも当時、医療保険には入れなかった

治療終了から5年が経っても
入ることはできなかった

“がん保険”に加入したいと言ったわけではない

通常の“医療保険”だ

それでも国内2社の保険会社に断られたのだ

「10年経てば入れると思うのですが...」


“10年”――


現実を突きつけられた

その衝撃がしばらく抜けなかった



が、そのあとすぐに、

「5年経ってなにもなければ、
 外資系のもので入れる保険ができた」

と、お話をいただき、加入したのだが...


「一度がんを経験すると、
 結局、世間はこんなもんなんだな」

ということを思い知る



そして最近、

『がんの手術から6か月経っていれば
 入ることができる』

という保険が出てきた

“再発に備えて”――

という副題つきだが、
なんとも微妙な響きである

もちろん、がんについて回るのは“再発”

“備えた方がいい”という思い

が、“再発”なんて考えたくもない気持ち...


まぁ、それでもありがたい保険だと思う




「保険はお守り」という人が多いらしい

が、
ファイナンシャルプランナーの方に言わせれば、


「“保険はお守り”じゃない

 保険に入ったからといって、
 病気にならないわけじゃない

 保険は、
 “何かあったときのための準備”」


...であると――



  本当にがん治療はお金がかかる

  年月もかかる

  数年に渡っての治療費の負担は
  本当に大きい




2022/06/22 ハ ロ


  今日、久し振りに覗いた青空に
  一瞬だけ、うっすらとハロが観られた




   1日1回、応援のクリックお願いします
       日々の励みになります
    両方押していただけると嬉しいです
       ↓         ↓
    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
  人気ブログランキング   にほんブログ村


 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒
こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から