『社会的排除』とは――
福祉制度や労働市場など
社会の様々な領域において、
その構成員の地位・資格を喪失すること
つまり、
何らかの原因で、個人または集団が
社会から排除されている状態
この言葉を知ったのは、乳がんになってから
がん患者が、
○仕事に就けない
○解雇される
○これまでのような仕事をさせてくれない
などの就労問題があることを
現実として知ってからだ
まさに、私も
その経験をした一人なのだ
初めて聞いたときは、
ドキッとする言葉の響きだった
『社会的排除』とは、その名の通り、
“社会から排除されている”
ということだ
なぜ、“がん”というだけで、
そんな思いをしなければならないのか...
理不尽さを感じた
差別的にも思えた
“排除”――
その言葉に、
自分が不必要だという気さえした
人間、
「誰にも必要とされていない」
そう思うことほど、
生きる希望が見い出せないものはない
がん患者は、
社会から排除されるべきものなのか...
『社会的排除』――
なんだか嫌な言葉だ
こればかりは慣れない
もう少し、
なにか違う言葉がないのだろうか...
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