りかこの乳がん体験記

 30代でみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。 4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性――乳がんだった・・・。

限局性恐怖症(仮)・感覚過敏(仮)

“限局性恐怖症”ではなく、“感覚過敏”か...。

数年前から顕著になった“限局性恐怖症”

  もちろん、私の素人診断である



この症状が強く現れるようになってから、
“パニック症”を疑ってみた

が、どうも違うようだ


HSP(ハイリ―・センシティブ・パーソン)
を知ったときは、
自分とのあまりの当てはまりように納得したが...

が、なんだかこれもしっくり来ない部分がある



調べていると、
私と全く同じ症状で苦しんでいる人がいた

そのときに初めて目にしたのが、

『限局性恐怖症』

...というもの


確かに、当てはまるところは多い


が、やはり、どこか違う...




はっきりとわからないまま、数年――



そして先日、たまたま耳にした症状

『感覚過敏』

すべてが当てはまるわけではないが、
ほぼ一致


この疾病の原因もわからないようだ

ただ、
発達障害(自閉症スペクトラム症(ASD))やうつ病

また、脳卒中などの脳の病や
認知症が関係していることが多いらしい

あとは、ストレス――


まぁ、いわゆる“脳”が関係している疾病のようだ


  『感覚過敏』は、病気ではないらしい

  そのため、“治療薬はない”らしい

  それでも精神科に行けば、
  あれやこれやと処方されるのだろうな

   ※うつ病が“精神疾患・心の病”として
    扱われていたその昔

    近年は、“脳の病”として認知されている

    なのに受診するのは、
    “精神科(心療内科)”――




思い起こせば、
幼い頃からその気はあった

もしかすると、
HSC(ハイリ―・センシティブ・チャイルド)に
近い状態だったのかもしれない


言葉の暴力を浴びせる父と、
言葉と実際の暴力を振るう母

その両親の顔色を見ながら、私は育ってきた

長年受け続けてきたそのストレスは、
きっと相当なものだったのだろう

...と、今になって自分でも思う



そして、“乳がん”というストレス――

治療薬による身体の変化と、
副作用との長い闘いで受けたストレスは、
かなり大きいと思われる



さて、今後、
どのように自分と向き合っていくか...


生きづらさと、どうつきあっていくか...



が、

『限局性恐怖症』や
『感覚過敏』のせいには絶対にしたくない


なにより、
病院で診断を受けたわけではないのだから――



  こんなこと、死んだ母に知られたら、

  「あんたは弱いね」
  「もっと頑張りなさい」

  そんな口癖が飛んできそうだ



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そろそろ精神科の助けが必要か...

一時は「軽くなってきた」と思っていた、
“限局性恐怖症”

いや、専門医の診断を受けているわけではないため、
この病名は素人判断である

まぁ、パニック障害的なものだろうか




思い起こせば、幼い頃からその気はあった

それが数年前から顕著になる

もしかすると、
乳がん治療の副作用やストレスで
その症状が強く表れはじめたのかもしれない

そのため、あまりで遠出ができなくなった


最悪なことに、最近ではボウリング場で
発作的な症状に襲われるようになってしまった

23年以上も続けてきたボウリング

乳がんになって、
「もうできないかも...」

と、諦めかけたが、
リハビリを続け復帰した

そんな楽しいはずのボウリングが、
今では“苦痛の場”となった



2021/04/03 限局性恐怖症



『やめる勇気』――

奇しくも先日、そんなブログを書いたっけ...



そろそろ精神科の助けが必要なのか...


が、ここは狭い地域

「りかちゃん、精神科に通ってるんだって?」

...という噂はすぐに広まるだろう

救いは、実家から出たこと

あの家にいれば、完全に、
近所の噂好きのオバサマたちの餌食である



母が生きていたら、

「あんたは弱いね。もっと頑張りなさい!!」

と、きっとなじられたに違いない

揚げ句の果てに、

「恥ずかしいから、精神科に行ってるなんて
 他人に知られたくないよ!!」

そう言われたかもしれない

  ※精神科にかかることは、
   決して恥ずかしいことではない
   (これは無知な母の偏見である)



そうだね

私は頑張りが足りない

もっと頑張らなければならない


どこまで頑張れば、
母は認めてくれるだろう



そんな私は、きっと、
病院にかかることはないのだろうな...




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限局性恐怖症が治まりますように...。

4月1日


穏やかな朝



2021/04/01 朝 ①




今月こそ、いい月にしたい



  限局性恐怖症が治まりますように...

  ごはんがおいしく食べられますように...

  ゆっくり眠れますように...

  体調がよくなりますように...



新年度の願い――





そんな朝


『牡羊座、最下位』の早朝のテレビ番組の占い



出鼻くじかれ...





2021/04/01 朝 ②




嗚呼、雲が広がってきたなぁ...



でも、大好きな雲だ





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限局性恐怖症。聴覚過敏症。

きのうのがんサロン

新型コロナウイルス感染防止のため、
窓を開けての換気

もちろん、対しているドアも開けっ放しだ



きのうは風がとても強い日だった

開けている窓からゴーゴーと、
ものすごい音が入ってきた

そして反対側の廊下からは、
子どもの鳴き声...


耳に届くその大きな音に違和感を持った瞬間、
それはやってきた

そう、あの発作的な症状――



このような症状に襲われるようになって、
もう何年になるだろう


子どもの頃から大きな音が駄目だった

乗り物にも弱かった

花火は観るのはいいが、
幼い頃、あの大きな爆発音に大泣きしていたらしい

なので、いつも父が私の耳をふさいでくれていた


車に乗っていても、
振動やタイヤがアスファルトに擦れる音、
エンジン音、車窓を走る景色...

そんなのも苦手だった


飛行機内のエンジン音も、
モーターボートから見る水面も、
あの発作的な症状が現れる原因だった


...そう、今思えば――



大人になっても、
何年かに1度、そんな症状が現れていた

が、それがなんなのか、わからななかった


顕著になってきたのは5年ほど前

最初に気づいたのは、
ショッピングセンターや家電量販店の2階や3階で感じる、
小刻みな“揺れ”だった

これまではなんでもなかった

が、その日、それは突然現れた


確かにその日、体調はよくなかった


発作は、
いくつかの状況が重なったとき、強く出るようだ



「ボウリング場でこんなことになったら、
 もうボウリングできないだろうな」

そう思っていた

が、ボウリング場は揺れない
 
だから大丈夫だった



そんなボウリング場でも発作が起きるようになったのは、
もう半年以上経つだろうか

最初は、
隣のレーンで投げているおばさまたちの、
「ドン」「ドン」と投げるボールの音だった

気づけば、
おばさまたちの話し声さえも耳障りになっていた


その後も、ボウリング場が混雑してきたときの、
機械が一斉に動き出す大きな音

そして、若者がわいわいと騒いでいる声

ドスン、ドスンと投げるボールの音...

居ても立っても居られない状況に、
気が狂いそうだった



そんなこんなで、最近は、
ボウリング場で発作が起きたとき、
耳栓をするようにしてみた

周囲の音は聴こえては来るが、
直接的な音は遮られる


が、乱れた心と身体は元には戻らない

なんとか投球に集中しようとしても、
上手くは投げられない

そして一度そのような状態になると、
体調も戻らない



つらくて苦しくて、
でも逃げ場がなくて、

「鎮静剤でも打ってほしい」と思う

眠らせてもらった方が、よっぽど楽だ...




この数か月、ずっと体調が悪いままだ

いつ発作が出るかわからない

もうどこへも行けない



がんになるとストレスが大きすぎて、
うつ病になる人が少なくない

私はきっとうつではないが、
このような症状に陥ってしまう人は、
ほかにいるのだろうか...



  私がうつ病になったら、きっと母は、

  「あんたは弱いね」となじっただろう

  「なにやってるの。もっと頑張りなさい」

  そう責めただろう


  そんな母の声が、聴こえてきそうだ




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苦しさは、誰にもわからない。誰にも言わない。誰にも言えない。

この数年続いている体調の悪さ

そしてそこに、
ある条件が重なったときに現れる発作的な症状に、
この2~3年、少し手こずっている


調べたところによると、
『限局性恐怖症』らしいと自己判断

思い起こしてみると、
子どもの頃から、そんなケはあった

それがここのところ、顕著となっている



...が、

どうも『限局性恐怖症』とは、
どこか症状に食い違いがある

...ということで、きのう、再び調べてみた

出てきたのは、
『聴覚過敏症』という病名

どちらかと言うと、こっちの症状に近い

素人では判断はできないが、
『パニック障害』系の病気であることには
間違いなさそうだ


確かに子どもの頃から“音”に弱かった

花火、汽車の汽笛・・・


そういえば、

「あんたは子どもの頃から、“音”に弱かったよね」

と、母に言われたことがある



そんな症状がここに来て強く出るようになったのは、
ストレスが関係しているのか...

だとすれば、
そこには“乳がん”もかかわっているのかもしれない



私がボウリングをやっていることは、
すでに何度も記述してきた

“競技”としてはじめてから、もう24年

が、乳がんをしてから、大会にも出ていない

今は週に1度しか練習にも行っていない

それでもなんとか続けてきた


「また投げられるようになりたい」と、
術後のリハビリも頑張った

そこまで頑張れたのは、
“ボウリング”があったから

私にとって“ボウリング”は、
生活の一部であり、
人生の大きな部分を占めていた



が、ボウリング場は様々な音であふれている

大きな機械音...
人々がわいわいと大声ではしゃぐ声...
ボールを「ドスン」と投げる音...

そのすべてがダメになった


これまで続けてきたボウリングも、
できなくなるかもしれない

もうボウリング場には入れないかもしれない――



発作的な症状に陥ると、
生きていることさえつらくなる

逃げたくても、逃げ場がないのだ



そんなことを考えているだけでも、
呼吸が苦しくなる――



・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆



また芸能界で哀しい報せがあったようだ

ドラマや映画で活躍されている女優さんだ

年齢もまだ若い

自殺とみられているようだが...


少し前に、自ら命を絶った、
若い男性俳優さんと重ねてしまうのは、
きっと私だけではないはずだ



人気がないわけではない

仕事がないわけではない

他人から見れば、
充実した芸能活動をしているように思える


が、つらさは本人にしかわからない


死を選ぶほどつらいこと...



テレビなどでは、

「一人で悩まずに、誰かに相談をしてください」

と、相談窓口を紹介している


が、本当に「死にたい」と思っている人は...

本気で「死のう」と考えている人は...


きっと、相談したりはしない

きっと、助けは求めない


それが、
自ら命を絶つ人の気持ちなのだ



・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆



嗚呼、呼吸が苦しい

深呼吸しなきゃ...




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りかこプロフィール

 
■2009年5月より
医療機関開催『がんサロン』発行による『がんサロン通信』にて、体験記・エッセイ執筆
(■2026年2月よりピアサポーターとして『ピアサポーター通信』を新たに執筆開始)

■2010年9月
市広報にて体験記掲載

■2011年8月31日
乳がん体験記『4分の3の乳房(ちぶさ)』書籍自費出版

■2012年1月21日
講演『乳がん闘病記 ~「ありがとう」と「感謝」の気持ちに至るまで~』

■2012年4月5日
FMオホーツク『乳がんについて』FPとの対談

■2012年4月
キーストーンアライアンス『百年シナリオ通信』記事掲載

■2013年6月より
医療サイト『ドクターズガイド』、ブログ掲載

■2016年9月14日
フジテレビ『めざましテレビ ~がんの見落とし~』ブログ紹介・インタビュー放送

■2020年3月
一般社団法人全国がん患者団体連合会『がん教育外部講師講座』修了(北海道教育委員会にがん教育外部講師として登録)

■2021年10月
『がん予防功労者表彰』(道・市・健康づくり財団・対がん協会4社共催)

■2023年5月
北海道がん患者連合会『がん教育講師派遣養成研修会』終了

■2025年10月
北海道医療ソーシャルワーカー協会主催『がんピアサポーター養成研修会』受講終了

■その他
講演、ピンクリボン運動、ピアサポーターとして活動中

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■国家資格
1994年10月、調理師免許取得(食と健康を考える乳がん経験者)

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■2024年より
子ども虐待防止『オレンジリボン運動』サポーター

■2024年10月
市民観光アンバサダー就任

乳がん履歴
■2002年3月3日(日)
 左乳房にしこりをみつける  

■2002年3月4日(月)
 視触診の結果“良性”と診断

■2006年11月8日(水)
 左乳房のしこり再受診  

■2006年11月15日(水)
 左乳房のしこり一部切除
  (外科的生検)

■2006年11月28日(火)
 乳がん告知      

■2007年1月11日(木)
 左乳がん手術

■2008年7月8日(火)
 局所再発の疑いで、
 細胞診・組織診(結果は良性)

■2009年2月17日(火)
 対側(右)乳がんの疑い
 (前年からしこりあり)経過観察

■2010年2月16日(火)
 右乳房細胞診(結果は良性)
手術・治療の経緯
■がん細胞の種類(しこり3つ)
 ・明細胞がん(クリアセル)
  (化学療法・放射線が効かない稀ながん細胞)
 ・非浸潤性乳管がん

 ・核グレード 2
 ・ER  90%
 ・PgR 10%
 ・HER2(-)

■術 式
 ・腋窩リンパ節郭清
 ・乳房扇状部分切除(4分の1強切除)

■治 療
 ・放射線23回照射
 ・LH-RHアゴニスト製剤、
  4週間毎、2年間(25回)投与
 ・抗エストロゲン剤(クエン酸タモキシフェン)、
  5年服用
その他の病歴
■2006年5月
 子宮筋腫(漿膜下筋腫)核出術(10㎝の開腹手術)
  ・10cmの筋腫   1個
  ・8cmの筋腫   1個
  ・2~3cmの筋腫  4個

■2023年7月18日
 ・臼蓋形成不全発覚(先天性)
 ・変形性股関節症に進行(両足)

■2024年10月
 骨粗鬆症判明

■2025年10月12日
 突発性難聴発症(左耳)
母の甲状腺がん(乳頭がん・転移性がん)
■2006年11月(私の乳がん告知の約2週間前)
 甲状腺がん告知

■2007年1月(私の乳がん手術の2週間後)
 甲状腺摘出手術・頸部リンパ節郭清

■2007年5月
 術後療法(RI治療・1回)
  通常2~3回の治療が必要なところ、
  1回の治療で身体の中にがんがないことが
  確認される

■2009年5月
 頸部再発
 (切除手術後、放射線治療を受ける)

■2012年5月
 肺転移確認

■2015年5月
 小脳転移確認

■2015年7月18日
 永眠

  ※遠隔転移後の治療法・治療薬なし
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■コメント欄は、2013年11月28日より認証制とさせていただきました。
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≪2015年9月2日より、コメント欄を閉鎖させていただいております≫

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■公開が原則となっています。良識のあるコメントをお願いいたします。

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≪2016年12月3日分より、コメント欄を閉鎖させていただいています≫

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