まぁ、それはわかっているし...
「14歳くらい上の骨密度だよ」
「はぁ...」
まぁ、そうだろうね
...というか、
内心、もう86歳くらいの
骨密度だと思っていた
そして先生は
『骨粗鬆症』の説明が書かれた印刷物を
私に見せながら説明をはじめた
⇩ これ
「ほら、これね。
お尻から転んだら背骨が圧迫骨折するし...」
...はい
「転んで手をつけば手首が折れたり...」
...はい
「太ももの骨も折れやすいし...」
...はい
そして一番下の、
スカスカになった
骨のレントゲン写真を指差し、
「全身の検査*をしたら、
こんなふうに
スカスカになっていると思うよ」
まぁ、そうだろうね...
「骨は、“牛乳やヨーグルトなど、
カルシウムを摂ればいい”って
ものじゃなくて、
運動をして筋肉をつけなきゃダメなの。
筋肉にカルシウムを溜めることで
骨が強くなるんだよ」
...って、
股関節症で
運動ができない私はどうすれば...
「あと、あまり当たるとよくないけれど、
日光に当たってビタミンDをつくって...」
...はい、よく存じております
が、日光は極力避けております
「(骨粗鬆症の)薬出しておくかい?」
そう言われて初めて私は口を開いた
「え? そんなに悪いんですか?」――
まさか、
軽い気持ちで受けた市の健康診断で、
治療に至るとは思ってもいなかった
しかも、今受けたばかりの検査で、
今、治療の話が出るなんて...
“検診は
あとで検査結果が送られてくるもの”だと
思っていたから尚更だ
まぁ、
骨密度はかなり低いのはわかっていたから
今回の検査、受けてみたのだけど...
“薬”か...
もう薬を飲み続ける人生は嫌だな...
乳がんで5年も続けてきた服薬
今も股関節症で塗り続けている痛み止め
しかもたぶん、痛み止めは、
一生使わなければならない
「(骨粗鬆症の薬)一生飲み続けなければ
ならないんですよね」
という私の問いに先生は、
「いや、良くなればやめられるよ。
あとは食事でなんとかして...」
嘘だ...
骨密度はそんなに上がらない
年齢を重ねていけば、
落ちていく一方だろう
それにやはり、副作用が怖い
この場では簡単には決められない
「(薬を飲まなければならないほど)
そんなに悪いんですか」
私は食い下がった
なんとも面倒な患者である
「じゃあ、どうするか少し考えといて」――
家に帰って見てみると、
もらった検査結果には確かに
『薬物治療の対象』にチェックが入っている
「やっぱり薬飲んだほうがよさそうだ」
と、気持ちが変わっていく
いや、とりあえず、
どんな薬なのか(凡そのことはわかるけれど)、
副作用はどうなのか...を
知らなければ服用にも不安がある
が、やはり骨折は怖い
骨折してしまうと、
骨粗鬆症では治りも遅そうだ
そのうち、
「薬出してください」
と、受診しきゃな
きっと先生、
「お、来たか」
みたいな顔をして、
「うーん、そのほうがいいよー」
と言いそうだ
とりあえず、
できることを探してやっていかなきゃな
すでに、
“これ以上、なにをやれば...”の
域なのだけど
病院の隣の薬局で、
処方してもらったのは
いつもの痛み止め3本
股関節症でかかっていた病院で
たまたま市の骨密度検診をやっていたので
この病院を選んだ
結果、骨粗鬆症
結果、両方の治療ができるこの病院を選んで
よかったのかもしれないな
ちなみに、きのうから
一部の先発医薬品の患者負担が増えた
この薬は“後発医薬品”
これまでの料金を払って帰ってきた
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
*)骨密度検査には
いくつか種類がある
○DXA(デキサ)法
背骨や太もものつけ根、
前腕などをX線で測定する方法
○MD法
手の骨(中手骨)のX線で、
撮影画像の濃淡や皮質骨の幅から
骨密度を解析する方法
○DIP法
手のX線フィルムの濃淡で
解析する方法で、
左手を標準物質(アルミケース)
とともに撮影し、
第2中手骨の皮質骨の陰影度と
標準物質の陰影度を比較する検査
○超音波法
踵の骨に超音波を当て
骨の強さを反映する測定法だが、
診断には使われない
(検診などで骨折のリスクを簡単に
スクリーニングする方法として
普及している)
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